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B、Cチームの悔しさ知る主将・宮崎中心に、駒場は一体感ある戦い:東京

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駒場高の左SB宮崎光太郎主将

[6.10 総体東京都予選2次T2回戦 駒場高 4-0 城東高 堀越学園総合G]

 今春から“都立の雄”駒場高の指揮を執る松本匡央監督はキャプテンマークを巻く左SB宮崎光太郎主将(3年)について「アイツがいるからこのチームがあるようなもの」と信頼を置く。体制が変わった中、宮崎はAチームだけでなく、下のカテゴリーの選手の気持ちを汲み、仲間たちの協力を得てチームを一つにしている。

 松本監督は4-0で勝った城東高戦後、応援する控えメンバーたちの応援姿勢の良さ、一体感ある戦いに目を細めていた。この日、ピッチサイドの控え部員たちは雨でびしょ濡れになりながらも声でチームを後押し。ピッチ内でも声を掛け合いながら団結して勝利を目指していた。

 左サイドからの突破で先制点を演出し、守備面でも奮闘した宮崎は「全員で協力して声出していくのは新チームになってから意識してきたこと。今B、Cにいる人の気持ちは痛いほどに分かりますし、こうやって勝っていってもどこかで自分が出ていればというのがあることが分かるので、全体を把握しながらやっています」という。

 昨夏までBチームでそこからAチームに這い上がり、先発を勝ち取った宮崎はBチーム、Cチームの選手たちの悔しさを良く知っている。その中にはこのインターハイを最後に勉強に専念する3年生も。宮崎は声でチームを引っ張るタイプの主将ではないというが、その主将をサポートする各選手が「引退する選手たちのためにも戦おう」とそれぞれがキャプテンシーを持って戦っていることが結果に繋がっているようだ。

 当初は体制が変わったことでの難しさも感じていたが、その中でチームは結束。この日3得点のFW天野寛太郎(3年)が「前の山下(正人)監督にも『監督代わった1年目が大切だ』『監督代わった1年目は強くなる』と去る時に言われた。自分たちもその意識を持ってやっている」と振り返っていたように、選手たちは後輩たちに繋ぐためにも大事な1年だと認識している。

 関東大会予選は初戦敗退を喫したが、その負けを糧とし、チーム力を高めて東京8強入り。宮崎はさらに厳しくなるこれからの戦いへ向けて「ここで駒場の『はしれ、せれ、ねばれ』を発揮して、守備は無失点でいきたい」と力を込めた。応援してくれる3年生、下級生のためにもまだまだ負ける訳にはいかない。

(取材・文 吉田太郎)
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