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ベンチも一つに…長友「髪色を明るくして幸運が舞い降りた」

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ベンチ前でMF乾貴士を迎えるDF長友佑都

[6.12 国際親善試合 日本4-2パラグアイ インスブルック]

 ターンオーバーにより、出番のなかった日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)だが、ベンチで声を出し続けたことで、試合後に取材エリアに現れたときはかすれ声になっていた。

 MF乾貴士の同点ゴールのときも逆転ゴールのときも真っ先にベンチ前へ飛び出し、乾を出迎えたのが長友だった。ベンチの選手たちを含めて広がる歓喜の輪。「出ている選手だけじゃなく、ベンチも一つになっていた。これがチームなんだとあらためて感じた」と笑みを浮かべた。

 控えに回ったメンバーも、ピッチを鼓舞すべく声を出し続けた。局面によっては「あそこはどうやってプレスをかけるべきか」「どんなポジショニングを取るか」など、出ていない選手同士で活発な意見交換もあった。

 5月30日のガーナ戦(0-2)以降、危機感を訴え続けてきた長友だが、「みんなが泥臭く戦っていた。見ている選手も、試合前から一緒に戦っていこうという気持ちだった」と満足そうに振り返った。

「髪色を明るくしたから、多少は幸運が舞い降りてきたのかな。良かったです。(金髪に)染めて今日負けていたら、丸刈りにするしかなかった。髪だけでなく、本当に明るい話題を届けられた」。そう言って笑いを誘いながら、束の間の安堵をかみ締めた。

(取材・文 矢内由美子)

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