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FW岡崎の高校時代の映像も見て学ぶ滝川二、W杯で「やってくれる」「点を獲って欲しい」

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滝川二高の後輩たちの期待も背負ってFW岡崎慎司は3度目のW杯に臨む

「今まで選ばれなかった時期もあって、今回メンバーに選ばれて、僕らもビックリしたところがあったんですけれども、急に選ばれても岡崎さんならばずっといい準備をしていたと思うのでやってくれると思っています」

 兵庫の名門、滝川二高のGK西垣悠暉(3年)はW杯ロシア大会に出場する先輩、日本代表FW岡崎慎司にエールを送った。昨年9月から8か月間代表から遠ざかり、後輩たちも先輩が3回目のW杯に出場できるかどうか、不安視していたようだ。

 それでも17-18年シーズンにプレミアリーグでの自己最多となる6得点をマークした岡崎は、西野朗監督からの信頼を受けてW杯メンバー入り。後輩たちは特別な身体能力を持っていないのにもかかわらず、努力を重ねて日本代表歴代3位の50得点をマークしている先輩の背中からまた学ぼうとしている。

 滝川二は6月8日のインターハイ兵庫県予選準決勝(対市立尼崎高)でPK戦の末に敗退。今夏は全国のピッチに立ちことができない。選手権予選での3連覇を目指して鍛錬の夏を送ることになっている。その中で選手たちはW杯に出場する先輩から何かを得たいと感じているようだ。

 敗れた市立尼崎戦で終了3分前に同点ゴールを決めたMF中森翼(3年)は「岡崎選手は前線からの守備とか良く走っていて、自分は『もっと守備しろ』とか(松岡徹)監督から言われるので学びたい」と口にした。

 その中森は岡崎の高校時代の映像を見て、学びの材料にしているのだという。「積極的にシュートを打ったりして活躍している」姿を見て、自分のプレーに活かしている。3度目のW杯に臨む先輩に期待することは「ヘディングが凄いので点を獲ってほしいです」。先輩のゴールに自分たちも勇気を得て、冬の躍進に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
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