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[プレビュー]W杯、ついに開幕…ロシアvsサウジアラビア 〝史上最弱ホスト国”汚名返上なるか!?

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開幕戦が行われるルジニキ・スタジアム

[6.14 ロシアW杯A組 ロシア(日本時間14日24:00)サウジアラビア モスクワ/ルジニキ]

 ついにロシアW杯が開幕を迎える。開幕戦に登場するのは2大会連続11度目の出場となるホスト国のロシア代表とアジア最終予選B組を2位で通過して3大会ぶり5度目の出場を決めたサウジアラビア代表だ。大国不在でどこの国が抜け出してもおかしくないグループを勝ち抜くため、是が非でも初戦で勝ち点3を獲得してアドバンテージを得ておきたい試合となる。

 自国開催となるロシアだが、7日に発表されたFIFAランクでは出場32か国中最下位となる70位。FIFAランキングの発表が始まった93年以降、ホスト国が出場国中最下位で大会に臨むのは初となり、“史上最弱のホスト国”とのレッテルを貼られてしまった。W杯イヤーに入っても結果がついてこず、3月に対戦した優勝候補のブラジル、フランスにはともに3失点を喫しての完敗。大会直前にはW杯不出場のオーストリア、トルコと対戦したものの1分1敗の結果に終わり、18年の白星がないまま大会を迎えることになった。しかし、初戦の相手は出場国中ワースト2位となるFIFAランク67位のサウジアラビアと与しやすい相手と言える。大観衆の後押しを受けられるホームアドバンテージを生かし、初戦を勝利で飾って一気に波に乗りたいところだ。

 ホスト国と対戦するサウジアラビアは予選突破後に混乱が続いた。17年9月、本大会出場へ導いたベルト・ファン・マルバイク監督との契約の延長交渉が決裂すると、後任のエドガルト・バウサ監督は就任からわずか2か月後の11月に解任。同月に現在の指揮官であるファン・アントニオ・ピッツィ監督の就任が発表された。限られた時間の中でのチーム作りとなったピッツィ監督だが、12月に3試合の親善試合を行うだけでなく、18年に入ると9試合もの親善試合をこなして戦力の見極め、戦術の浸透を図ってきた。ドイツ、ベルギー、イタリアなど強国との対戦もあり、18年の成績は3勝1分5敗と負け越してはいるものの、直近のドイツ戦では1-2と善戦している。本大会に出場した、ここ3大会で1勝も挙げられていないチームは(2分7敗)、94年アメリカ大会以来、24年ぶりの白星獲得ため、ホスト国撃破を狙う。

■FIFAランキング
ロシア 70位
サウジアラビア 67位

■対戦成績
ロシア 1敗

■テレビ中継
NHK


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