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「気分転換」で刈り上げた香川「常に積極的なマインドを」

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サイドを刈り上げたMF香川真司

 ロシアW杯前最後のテストマッチとなった12日のパラグアイ戦(4-2)で1得点2アシストと完全復調をアピールした日本代表MF香川真司(ドルトムント)だが、ロシアでのベースキャンプ地であるカザンに入ってからは、しっかりとスイッチを切り替えた様子だ。

 パラグアイ戦後にサイドを刈り上げた新しいヘアスタイルについて聞かれると、「気分転換です。髪が伸びていたので」と言い、すぐにピリッと引き締まった表情を報道陣に向けた。

「ロシアは(欧州からの)距離は近いし、(カザンからグループリーグの)試合会場も近い。移動のストレスはあまりないと思う。気持ちは勝手に高まっていく」。口調にも本番近しのムードが漂う。

「僕たちはもうコロンビアとの試合だけに集中するべき。W杯が開幕したし、テレビで他の国の試合も見るけど、いろいろ盛り上がっていく中で僕たちは自分たちの試合に集中していくべきだと思う」

 初戦の相手であるコロンビアとは4年前のブラジル大会でもグループリーグ第3戦で対戦し、1-4と完敗した。今回はグループリーグ初戦で当たる。「どうスタートできるかは非常に重要だと思うし、その難しさも経験している。だからこそいい準備はしている」。

 パラグアイ戦では完全なる復調を印象づけ、MF本田圭佑(パチューカ)とのトップ下争いの面でもアピールに成功した。コロンビア戦に対しては「同じようにはいかない」と慎重だが、「ただ、消極的になりすぎてはいけない。僕たちは常に積極的なマインドを持ち続けないと、なかなか難しい」。背番号10がますます意気軒昂になってきた。

(取材・文 矢内由美子)

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