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原口、戦闘モードに「コロンビアの弱点を探して、そこを突く」

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ベースキャンプ地のカザンで汗を流すMF原口元気

 日一日ごとに気持ちを高めていく時がやってきた。ロシア入り後の最初のトレーニングを終えた日本代表MF原口元気(ハノーファー)は「オーストリアではリラックスもしながら良いトレーニングをしてという感じだったけど、ここからは本当にもうミスすることのできない試合が始まる。これからは準備が結果に直結する」と、集中モードの第一段階を踏み始めた様子だ。

 やるべきことはある程度やってきたとの思いがあり、残りは細部を埋めていく作業になる。「ここからはある程度ピリッとして、余計なものを省いて集中していく。自分たちがやってきたもの、積み上げてきたものを信じていますし、それを出せるようないつもどおりの準備をしていきたい」。

 カザン入り後の初練習ではランニングやタッチ制限付きの7対7のミニゲームなどで汗を流したが、原口は全体練習を終えたあとも右サイドからのクロスの個人練習に取り組んだ。

「いつ試合に出てもいいようにしないといけないし、僕はその中で右サイドに入ることが多いと思うので、そこからのクロス。それぞれがそれぞれの仕事をしないといけない。最後までその感覚を練習で良いものにしていきたい」

 チームではまだコロンビアの映像を見ていないが、個人的にはすでに基本情報をインプット済みだ。「チームが分析してくれているのでフィードバックはありますけど、僕自身もコロンビアのウィーク(弱点)を探して、そこを突くような練習をしていきたい。一発勝負なので、そういう準備はキーになる」。ぬかりなき準備をしてこそ勝負師。ここにも原口の成長が垣間見える。

(取材・文 矢内由美子)

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