[6.15 ロシアW杯B組 モロッコ(日本時間15日24:00)イラン サンクトペテルブルク]

　互いに2戦目以降のポルトガル、スペインとの戦いを考えると、初戦での勝利は必須。堅守を持ち味とする両チームだが、ゴールに向かう積極性が求められる。

　モロッコ代表はアフリカ最終予選で全6試合を無失点に抑え、1998年フランスW杯以来の出場権をつかんだ。本大会を迎えるまで18試合負けがなく、スペイン(20試合)、ベルギー(19試合)に次ぐ好成績を収めている。チームの中心はローマやバイエルンでもプレーした31歳のDFメフディ・ベナティア(ユベントス)。経験豊富なベテランが後ろからチームを支え、19歳のDFアシュラフ・ハキミ(R・マドリー)、25歳のMFハキム・ジイェク(アヤックス)といった若手が伸び伸びとプレーできるかがカギとなる。先行逃げ切りパターンに持ち込み、勝ち点3を奪いたい。

　イラン代表もアジア最終予選では10試合中9試合を完封し、無敗で首位通過。これまで出場した4回のW杯は全てグループリーグ敗退に終わっているが、実力が拮抗するこの初戦をモノにできれば、勢いに乗るはずだ。前線は予選11ゴールのFWサルダル・アズムン(ルビン・カザン)や今季エールディビジ得点王のFWアリレザ・ジャハンバクシュ(AZ)などタレントは豊富。良い守備を良い攻撃につなげ、白星スタートを飾れるか。

■FIFAランキング
モロッコ 41位
イラン 37位

■対戦成績
モロッコ 1分

■テレビ中継
NHK

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