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[プレビュー]C組“1強”の大本命が20年ぶり制覇へ初陣…フランスvsオーストラリア

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攻撃陣を牽引するFWキリアン・ムバッペとFWアントワーヌ・グリーズマン

[6.16 ロシアW杯C組 フランス(日本時間16日19:00)オーストラリア カザン]

 C組首位の大本命フランス代表が初戦を迎える。フランス以外の3か国はプレーオフ経由の大会出場とあって、“1強”に君臨するこのグループで首位通過は妥当。初戦から圧倒的な強さを見せつけ、勢いに乗って勝ち進みたい。

 自国開催の1998年大会以来、20年ぶりの大会制覇を狙うフランスの戦力は大会屈指。10番を背負う期待の新星FWキリアン・ムバッペやFWウスマン・デンベレら勢いのある若手は今大会でのブレークが期待されている。若手と経験ある選手が融合し、EURO2016で最優秀選手に輝いたFWアントワーヌ・グリーズマン、世界最高のボランチMFエンゴロ・カンテ、抜群のスピードを誇るDFラファエル・バラン、GKウーゴ・ロリスと、各ポジションにワールドクラスが揃う。チームは対戦相手や試合状況に応じて複数のシステムを柔軟に使い分けるが、就任7年目となるディディエ・デシャン監督の戦術は攻守両面に浸透している。初戦とはいえ、格下を圧倒できないようでは優勝は見えてこない。一気に波に乗るためにも、磐石の強さを示したいところだ。

 大陸間プレーオフを制して出場切符を手にしたオーストラリアだったが、その1週間後にアンジェ・ポステコグルー前監督(現横浜FM監督)が電撃退任。新監督の人選は年明けまでずれ込み、今年1月25日にベルト・ファン・マルバイク氏が新監督に就任した。前監督は従来のフィジカル重視のサッカーからボール保持を重視するポゼッションサッカーへの転換を図り、予選途中にシステムを3バックに変更。しかし、約4年間の積み上げは覆され、新体制ではお馴染みの4-2-3-1に戻す可能性が高い。それでも、短い準備期間の中、大会直前のテストマッチでは2連勝。6月1日のチェコ戦に4-0で大勝、10日のハンガリー戦も2-1で競り勝ち、ロシアに乗り込んだ。過去の対戦成績は1勝3敗。2001年のコンフェデレーションズ杯で1-0勝利を飾ったとはいえ、現在の力の差は歴然としている。3チームで争う残り“一席”を勝ち取るためにも大量失点は免れたい。

■FIFAランキング
フランス 7位
オーストラリア 40位

■対戦成績
フランス 3勝1敗

■テレビ中継
NHK

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