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非公開でセットプレーに着手、宇佐美は「意外性で勝負」

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記念撮影のためユニフォーム姿で姿を見せたMF宇佐美貴史

 具体的なコロンビア対策に着手した。15日の練習を非公開とした日本代表はセットプレーの守備を確認。西野朗監督は明日16日の非公開練習でセットプレーの攻撃パターンを試す予定で、「チームとしてまともにセットした中では対抗できないことも考えられる。変化させた部分も使いたいと思う」と、その狙いを語った。

「一朝一夕にパーフェクトにできるとは思っていないが、牽制したり、探ったり、多少リスクがあってもトライしないと対応できない。セットプレーでは思い切った対応を考えたい」

 指揮官に同調するのがセットプレーのキッカーの一人を務めるMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)だ。「(コロンビアは)高さもあるし、身体能力もある。ピンポイントで合わせていくしかない。キックの質、入っていく選手の(タイミングの)質を上げないと。スピードとか意外性で勝負するというか、意外なポイントで合わせていくことが大事」と力説した。

 コロンビアのセンターバックは187cmのDFダビンソン・サンチェス(トッテナム)と194cmのDFジェリー・ミナ(バルセロナ)。サンチェスについて「トッテナムの選手で、チャンピオンズリーグで何試合か見た。相当能力が高いと思っていた」と警戒し、「セットプレーだったり、一瞬の隙、相手がミスだと気づく前ぐらいのレベルの勝負になる」と指摘する。

 同じ左サイドハーフのMF乾貴士が12日のパラグアイ戦(4-2)で2ゴールの活躍を見せ、ポジション争いも激しくなっている。「フィニッシュの流れにどう絡んでいくか。それをどれだけ強烈に出せるか。1、2戦目(先発したガーナ戦とスイス戦)もこないだ(途中出場したパラグアイ戦)も、出し切れていないところがあった」。W杯本番でチームに貢献すべく、宇佐美は強い決意をにじませた。

(取材・文 西山紘平)

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