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「得点パターンを見ても…」山口蛍が考えるコロンビア戦のポイント

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笑顔で練習するMF山口蛍

 カザン入りしてから最初の非公開練習となった15日、日本代表は主にセットプレーの守備の確認に時間を割いた。MF山口蛍(C大阪)は「コロンビアはセットプレーが強い。(身長が)低くても入り方のうまい選手がいる。得点パターンを見てもサイドからのクロスやセットプレーからの得点が大半を占めていた」と警戒心を露わにした。

 セットプレーの守備では何が大事になってくるか。「まずはしっかりマークが付くしかないと思うし、勝てないにしても自由にやらせないように体をぶつけること。危険なゾーンでファウルをしないのも重要」。山口はよどみなくポイントを挙げた。

 一方で、チームとしてこれから意思統一を図っていくのはクロスに対する守り方だ。山口自身は「僕は上げさせないほうが良いかなと思う」と言いながら、「上げる技術の高い選手もいるので、中でしっかり対応する必要がある」と続けた。「ただ、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)もある。相手もそういうところを狙ってくるだろう」と、南米チームならではの“マリーシア”も警戒している。

 山口は14年ブラジルW杯のコロンビア戦に1-2の後半17分から途中出場したが、前がかりになった日本はその後さらに2失点し、1-4で敗れ去った。強烈な悔しさが胸に刻み込まれている。攻撃力の高いコロンビアとのグループリーグ初戦まであと4日。西野ジャパンはここまでの3試合でいずれも2失点と、無失点ゲームがまだない。「守備の部分をゼロで終えた試合がないので、そこを詰めていきたい」。4年の歳月を経て、やり返す日が近づいている。

(取材・文 矢内由美子)

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