[6.15 ロシアW杯グループリーグB組 ポルトガル3-3スペイン ソチ]

　守護神にとって痛恨のミスとなった――。前半4分にFWクリスティアーノ・ロナウドにPKで先制を許しながらも、同24分にFWジエゴ・コスタの得点で追い付いたスペイン代表。しかし、同44分にGKダビド・デ・ヘアの思わぬミスから勝ち越しゴールを献上してしまう。

　ポルトガルが後方から放り込んだボールをFWゴンサロ・ゲデスに収められてC・ロナウドにパスを送られると、PA外からC・ロナウドが左足を一閃。弾道の低いシュートをキャッチしようと試みたデ・ヘアだったが、まさかのキャッチミス。右後方にこぼれたボールはそのままゴールマウスに収まり、勝ち越しとなるゴールを奪われてしまった。ゴールが決まった瞬間、デ・ヘアは下を向いて首を振るしかなかった。

　後半10分にD・コスタ、同13分にDFナチョ・フェルナンデスのゴールで逆転しながらも、同43分に放たれたC・ロナウドの直接FKに対してデ・ヘアは見送ることしかできず。鮮やかなシュートを褒めるべきだろうが、名手にとっては痛恨の3失点スタートとなってしまった。

(取材・文　折戸岳彦)

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