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メッシが痛恨のPK失敗…アルゼンチン、アグエロ弾で先制も初出場アイスランドとドロー

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アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがまさかのPK失敗

[6.16 ロシアW杯グループリーグD組 アルゼンチン1-1アイスランド モスクワ/スパルタク]

 ロシアW杯3日目が16日に行われ、モスクワのスパルタク・スタジアムではアルゼンチン代表アイスランド代表が対戦。前半19分にFWセルヒオ・アグエロの得点でアルゼンチンが先制するが、同23分にFWアルフレズ・フィンボガソンが決めてアイスランドが同点に追い付き、試合は1-1のドローに終わった。第2節でアルゼンチンは21日にクロアチア、アイスランドは22日にナイジェリアと対戦する。

 W杯本大会史上“最少”となる人口33万人で初出場となるアイスランドに対し、12大会連続17度目の出場となるアルゼンチンが序盤にフィニッシュまで持ち込む場面を作り出す。前半5分、FWリオネル・メッシのFKをDFニコラス・オタメンディがヘッドで合わせてファーストシュートを記録すると、同8分には再びメッシの鋭いFKをDFニコラス・タグリアフィコがヘッドで合わせるが、シュートはゴール左へと外れてしまう。

 一方のアイスランドは前半9分、後方から送り込まれたロングボールでPA内に侵入したフィンボガソンが放ったシュートは枠を捉え切れず。さらに同10分にはアルゼンチンDFマルコス・ロホのパスミスの流れから、最後はMFビルキル・ビャルナソンがPA内で好機を迎えるがシュートはゴール左に外れた。

 その後はボールを保持するアルゼンチンが押し込み始めると、前半17分には右サイドから切れ込んだメッシが強烈なシュートを枠内に飛ばすが、GKハンネス・ハルドーソンに弾き出されてしまう。しかし同19分、ロホがミドルレンジから放ったシュートのコース上にいたアグエロがトラップでボールを落ち着けると、左足シュートでネットを揺らしてアルゼンチンが先制に成功した。

 しかし、すぐさまアイスランドが反撃に出ると前半23分、右サイドからMFギルフィ・シグルドソンが送った鋭いグラウンダーのクロスのこぼれ球をフィンボガソンが押し込み、すぐさま試合を振り出しに戻した。この得点は初出場のアイスランドにとってW杯初ゴールとなった。さらに同44分にはゴール前の混戦からG・シグルドソンが至近距離からシュートを放つが、GKウィリー・カバジェロに阻まれてしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、後半9分にアルゼンチンベンチが動き、MFルーカス・ビリアに代えてMFエベル・バネガをピッチへと送り込む。勝ち越し点を狙うアルゼンチンが圧力を掛けてフィニッシュまで持ち込む回数を増やすが、シュートシーンではアイスランドの選手がきっちりコースに入ってブロックしており、なかなか得点には結び付けられない。

 しかし後半18分、メッシが左サイドから送ったボールに反応してPA内に侵入したMFマクシミリアーノ・メサが相手選手のファウルを誘ってPKを獲得。勝ち越しの絶好機を迎えたものの、キッカーを務めたメッシのシュートは、横っ飛びしたハルドーソンに弾き出されてしまった。すると同30分にはMFアンヘル・ディ・マリアに代えてMFクリスティアン・パボンを投入する。

 後半36分にはPA外でボールを受けたメッシが左足の巻いたシュートでゴールを脅かすが、ボールはわずかにゴール左に外れた。そして同39分には最後のカードとなるFWゴンサロ・イグアインをメサに代えて投入。猛攻を仕掛けたアルゼンチンだったが、守備に重心を置いたアイスランドから勝ち越しゴールを奪うことはできず、試合は1-1のまま終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)

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