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やはり出てきたVAR批判…PK与えたオーストラリア指揮官「誰もが間違いを犯す」

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初めてVARの介入が行われたフランス対オーストラリア戦

 W杯3日目の16日に行われたフランスオーストラリアの一戦で、今大会から導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入が行われ、W杯史上初めてビデオ判定によって主審の判定が修正された。正確性をもたらすための新システムだが、PKを与えたオーストラリア代表のバート・ファン・マルバイク監督は不満の言葉を述べている。

 16日の第1試合、VARが初めてプレーの進行に干渉する場面が見られた。後半10分、FWアントワーヌ・グリーズマンがDFジョシュ・リズドンに倒され、その場で転倒したシーン。すぐにはホイッスルが鳴らず、プレーが流されたかと思われたが、VARの報告に対して主審が映像を確認。その後、リズドンにファウルがあったと結論づけられた。

 オーストラリアはこのPKで先制点を献上し、史上初めてVARが失点につながったチームとなった。試合はその後、一時はオーストラリアが同点に追いついたものの、後半35分にはゴールラインテクノロジーに関わる判断で再び失点が認められてしまい、新テクノロジーに左右されるような形で、1-2で敗れることとなった。

 サッカーメディア『フォー・フォー・トゥー』オーストラリア版によると、ファン・マルバイク監督は試合後会見でこの話題に言及。担当主審に対して「5万人の前で主審をするのは非常に難しいし、彼には疑いがある」と述べると、「近くで見ていて、いったんは流したはずなのに……」と恨み節。「誰もが間違いを犯すものだ」と婉曲的に批判した。

 なお、VARの介入は「明白かつ確実な誤りがあった場合」だけに限定されるというルールになっており、今回の事例はそれにあてはまるか不明瞭な部分も。この日はペルー対デンマーク戦でも、VARによってペルーにPKが与えられていた(結果はPK失敗)が、今後も判定への介入が起こるたびに議論を呼び起こしそうだ。

 VARの詳細はコチラの記事で報じている。

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