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前橋育英は右SH起用の“点取り屋”室井が先制ヘッド!:群馬

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前半11分、前橋育英高FW室井彗佑が先制ヘッド

[6.17 総体群馬県予選決勝 前橋育英高 3-0 桐生一高 前橋総合]

 大一番で千金ヘッドを決めた。前橋育英高は前半11分、左CKを獲得すると、MF渡邉綾平(2年)が右足でボールを蹴り込む。「良いボールでした」と渡邉に感謝したFW室井彗佑(3年)がニアサイドに飛び込み、頭で先制ゴールを突き刺した。

 打開力とシュートを武器にFWとして相手の脅威になってきた室井だが、激しいチーム内競争の中で現在は右SHとしてプレー。室井は右サイドからマークを振り切ってゴール前に飛び込む動きや抜け出しでチャンスに絡み、縦の仕掛けでも相手にとって嫌な存在になっていた。

 この日は非常に献身的な守備で奮闘しつつ、先制ゴールを記録。昨年のインターハイ得点王、エースFW榎本樹(3年)と関東高校大会でアピールしたFW石井陽向(3年)、そして左SHに入った10番FW高橋尚紀(3年)、室井と点取り屋たちが並ぶ前橋育英のアタッカーカルテットは爆発力十分だ。

 室井はFW小林悠(川崎F)の動画を見て右サイドでのプレーを学習中。サイドアタッカーとしてチームにプラスアルファをもたらす意気込みだ。「自分の特長はシュートなので、これからもシュート練習して全国でも決めたいです」ときっぱり。FWでもSHでもゴールを目指し、全国でも相手ゴールにシュートを叩き込む。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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