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コラロフの“悪魔の左足”が炸裂!コスタリカ守護神も止められず、セルビアが白星発進

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雄叫びをあげるアレクサンダル・コラロフ

[6.17 W杯GL第1節 コスタリカ0-1セルビア サマーラ]

 ロシアW杯は17日、グループリーグ第1節4日目を行った、グループEのセルビア代表コスタリカ代表と対戦し、1-0で勝利。白星スタートを切った。第2節は22日に行われ、セルビアはスイス、コスタリカはブラジルと戦う。

 前回大会でウルグアイ、イタリア、イングランドと同じグループに入ったコスタリカは、下馬評を覆して“死の組”を首位通過。初のベスト8入りを果たし、旋風を巻き起こした。その躍進に貢献したメンバーが今大会も健在。重要な初戦のスターティングメンバーにGKケイラー・ナバスやMFブライアン・ルイス、FWマルコ・ウレーニャらが名を連ねた。

 2大会ぶりの本大会出場を決めたセルビアは、監督交代も若手とベテランの融合が進み、名の知れた選手たちが揃う。1998年フランス大会以来のグループリーグ突破に向け、最高のスタートを切るべく“キーマン”のMFネマニャ・マティッチ、DFアレクサンダル・コラロフ、期待の若手MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチらがスタメンに並んだ。

 グループEは、最新FIFAランキング2位のブラジル、同6位のスイスが本命とみられ、23位コスタリカと34位セルビアにとってこの試合の勝利は至上命令。立ち上がりから互いのゴールに迫る中、コスタリカに決定機が訪れる。

 前半12分、左CKのショートコーナーからFWホアン・ベネガスのリターンパスを受けたMFダビド・グスマンがダイレクトでクロスを供給。ファーサイドでフリーとなっていたDFジャンカルロ・ゴンサレスがヘディングシュートを放つが、枠を外してしまい、コスタリカは先制のチャンスを逃した。

 試合はセルビアがボールを支配するも、5バックのコスタリカが縦に早いカウンターで応戦といった展開。セルビアは前半43分、相手DFの背後に出された浮き球パスに反応したミリンコビッチ・サビッチがバイシクルシュートを放つが、オフサイドの判定。前半のうちに先制することはできなかった。

 スコアレスで折り返した後半5分、セルビアはミリンコビッチ・サビッチとのパス交換からFWアレクサンダル・ミトロビッチが抜け出し、右足シュート。しかし、守護神ナバスのファインセーブに阻まれてしまう。だが、11分にPA右手前でミトロビッチがFKを獲得すると、“悪魔の左足”が火を噴く。キッカーのDFアレクサンダル・コラロフが左足を振り抜くと、スピードあるシュートが壁を隙間を抜けてゴール右隅に突き刺さり、セルビアが先制に成功した。

 1点ビハインドのコスタリカは後半15分にMFクリスティアン・ボラーニョス、21分にFWジョエル・キャンベルを投入。すると、疲れが見え始めたセルビアの最終ラインを2人がかき乱し、ゴールに迫る時間を増やしていく。オスカー・ラミレス監督は、ここが勝負どころと捉えたのか、28分にグスマンに代えてMFダニエル・コリンドレスを入れ、3枚の交代カードを使い切った。

 コスタリカの攻撃をかわしながら、追加点を狙いにいくセルビアは後半42分、スルーパスに反応したミトロビッチがPA内で倒れたが、主審の笛は鳴らず。それでもアディショナルタイム“8分”を無失点で耐え凌ぎ、1-0で逃げ切った。なお、セルビアのW杯本大会での勝利は、2010年6月18日のドイツ戦(1-0)以来となる。

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