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先輩GK東口から「一生懸命やり続けること」の大切さ学ぶ洛南、世界に挑む先輩へエール

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先輩GK東口順昭の姿から「一生懸命やり続けること」を学ぶ洛南高

 洛南高のMF早坂千紘主将(3年)は、W杯ロシア大会に臨む先輩GK東口順昭に対して「スタメンで是非頑張って欲しいです」とエールを送った。

 東口はG大阪ジュニアユースからユースチームに昇格することができず、強豪私立校のセレクションも落選。そこから洛南へ進学し、福井工大から新潟経営大への転入を経て新潟でプロ入りを果たした努力の男だ。その後、G大阪の守護神として君臨し、日本代表に定着。そして今回、初のW杯に臨む。

 後輩たちにとって東口は「格好良い」と思える存在だ。早坂は「僕らが1年の時の初蹴りに来てくれた。オーラがあった」と振り返る。洛南で東口の先輩に当たる永楽剛史監督は、夢を諦めずに階段を上って行った後輩GKの「やるしか無い、という気持ちでやっている」「一生懸命やっていくことが先に繋がっていく」姿を生徒たちに伝え、頑張り続けることの大事さを問いているという。

 今年のインターハイ予選で洛南は京都準々決勝進出。準々決勝で優勝校の東山高に0-8で敗れた。流れを掴むことができず、試合は意外な大差になったものの、GK小泉愛斗(3年)がビッグセーブを連発し、攻撃の中心として仕掛け続けた早坂らが「(どんな状況になっても)みんなで前向いて絶対に1点を獲りに行こう」と諦めずに1得点を狙い続けていた姿が印象的だった。

 後輩たちに受け継がれている「一生懸命やり続けること」。早坂が「また見ると思います」と語っていたW杯でも、後輩たちは先輩の一生懸命やり続ける姿から学ぶ。

(取材・文 吉田太郎)
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