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縦方向のボールがブレる芝…遠藤航「クロスを上げにくい」

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試合会場で調整するDF遠藤航

 コロンビア戦前日に行われた約1時間の公式練習で、センターラインを挟んで選手が2人1組になってパス交換をするメニューがあった。ゴールを背に縦方向に行うパス交換。これは「ボールがブレる」というサランスクの芝の特徴に慣れることを目的としたメニューだった。

 日本代表DF遠藤航(浦和)が公式練習で得た感触を説明する。「芝は思ったより良かった。(カザンの)練習場より短くて、やりやすい。確かにボールが動いたりはするけど、練習場よりはやりやすい」。ただ、これはかなりの悪さを覚悟していたから出てきた言葉でもある。

 遠藤によれば「横方向よりも縦方向のボールの方が動くので、スタッフが考えてアップメニューでも縦方向でやった。神経質になりすぎるのは良くないけど、どうしてもクロスは上げにくい。上げる瞬間は縦に転がっているので、上げる瞬間に止まったりズレたりする。サイドの選手はそこで難しさを感じる」という。

 もっとも、中央付近でプレーする選手はさほどストレスを感じていない様子だ。DF吉田麻也(サウサンプトン)は「(カザンの)練習場よりはボールが確実に走る。水をまけばボールの走りは問題ないと思う」と、懸案事項を一つクリアしたことで憂いなしの表情。MF香川真司(ドルトムント)も「カザンを経験していれば問題ない」と強調していた。

(取材・文 矢内由美子)

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