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[プレビュー]エンジン全開のスーパースターは止まるのか!? ポルトガルvsモロッコ

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初戦でハットトリックを達成したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド

[6.20 ロシアW杯B組 ポルトガル(日本時間20日21:00)モロッコ モスクワ/ルジニキ]

 第1節で優勝候補の一角スペインと対戦したポルトガル代表は、FWクリスティアーノ・ロナウドのハットトリックによって3-3のドローに持ち込んだ。一方のモロッコ代表はスコアレスのまま進んだ後半アディショナルタイムにオウンゴールによる失点でイランに0-1で敗れた。ともに勝利を逃しており、この試合では是が非でも勝ち点3を手に入れたいところだ。

 ポルトガルは初戦からエースが大爆発した。前半4分にPKで先制点を記録したC・ロナウドは、同点に追い付かれて迎えた同44分に勝ち越しゴールを奪取。後半に入ってスペインに逆転を許したものの、終了間際の同43分に同点となる鮮やかな直接FKを沈めてハットトリックを達成。図抜けた決定力、大舞台での勝負強さを遺憾なく発揮するだけでなく、組み立ての面でもキレのあるプレーを披露して貢献しており、万全のコンディションで大会に臨んでいることを伺わせる。スペイン戦では相手にボールを保持される展開となり、鋭いカウンターからゴールに迫る場面が多かったが、この試合では初戦よりもボールを持つ展開は多くなるだろう。MFジョアン・モウティーニョ、MFベルナルド・シウバらを中心にしたパスワークでモロッコ守備陣に揺さ振りをかけ、一瞬の動き出しでゴール前にフリーで現れるC・ロナウドを見逃さずにパスを届け、エースの決定力を存分に生かしたい。

 対するモロッコは初戦のイラン戦では後半アディショナルタイムのオウンゴールという不運な形で勝ち点を失った。しかし、アフリカ最終予選全6試合を無失点に抑えたように、球際での激しさや素早い帰陣、90分間途切れない集中力を見せた守備は十分に計算できる。GL突破の可能性を消滅させる敗戦を避けるためにも、まずは失点を防ぎたい。DFメフディ・ベナティアを中心とした守備陣がポルトガルのエースのプレーを制限しながら、焦れずに試合を進めて好機を待つ。力関係を考えれば持ち前のパスサッカーに固執せず、相手の攻撃をはね返したら、効果的なカウンターで勝利を手繰り寄せるゴールを狙いたい。

■FIFAランキング
ポルトガル 4位
モロッコ 41位

■対戦成績
ポルトガル 1敗

■テレビ中継
テレビ朝日系


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