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早い時間帯の先制点は難しい!? 酒井宏、大迫の決勝点は「理想的だった」

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日本代表DF酒井宏樹

[6.19 ロシアW杯グループリーグ第1節 日本2-1コロンビア サランスク]

 4年前とは立場が違う。14年ブラジルW杯メンバーに選出されながらもピッチに立つ機会はなかった日本代表DF酒井宏樹。しかし、ロシアW杯最終予選では不動の右SBとしてプレー。本大会前には負傷もあって出場が不安視されたものの、初戦となるグループリーグ第1節コロンビア戦でスターティングメンバーに名を連ねてW杯デビューを飾った。

 前半6分にMF香川真司のPKで幸先よく先制したものの、試合運びの難しさがあったと酒井宏は振り返る。「(先制点は)もちろんプラスに働いているけど、点を取るのが早かったので、ちょっと難しさもあった」。相手は退場者を出しており、10人しかいない。追加点を狙いにいくのか、それとも無理をせずにこのままいくのか――。

 しかし、「コントロールが難しかった」という前半を終え、ハーフタイムには「かなり話し合った」。たとえ1-1のまま試合を終えようとも、「グループリーグ突破をリアルに考えた結果、非常に大きな勝ち点」となる勝ち点1を確保できる。「だから75分以降、もう一度話し合おうという形だった」と後半を迎えると、数的不利に陥っているコロンビアは重心を低い位置に置き、日本は押し込む時間帯が続いた。

 そして、一つの目安となっていた後半30分を前に、大きな得点が生まれる。同28分、MF本田圭佑が蹴り出したCKをFW大迫勇也がヘディングで叩き込んで勝ち越しに成功すると、「取る時間帯も素晴らしかったし、そこからは皆が統一できたので理想的だった」と逃げ切って2-1の勝利を収め、白星スタートを切った。

(取材・文 折戸岳彦)

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