[6.20 ロシアW杯グループリーグB組 ポルトガル1-0モロッコ モスクワ/ルジニキ]

　20日のモロッコ戦でポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドは前半4分に豪快なダイビングヘッドでゴールネットを揺らし、2戦連発となる大会4得点目を記録した。

　4年に一度の大舞台。母国サッカーの威信をかけた代表チームは、万全の対策で臨んでくる。“相手エース封じ”は今大会でも強豪国と戦うチームは絶対的なテーマとして戦っており、ブラジル代表FWネイマールやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは徹底マークに苦しみ、初戦はノーゴール。勝敗にも大きな影響を与えている。

　そんな中でただ一人別格の存在感を見せているのがC・ロナウドだ。初戦のスペイン戦でハットトリックを決めると、絶対に勝ちが欲しいモロッコ戦でも決勝点を記録。ポルトガルの全得点を決める活躍をいとも簡単にやってのける。本物のスーパースターには、プレッシャーなど関係ないことを身をもって示してくれている。

　『スカイ』によると、「もっとも重要なのは試合に勝つことだった。もしここで負けていたら、ここで敗退していた可能性もあったからね。モロッコには驚いたよ。開始から運動量が多くてとても強かった。そうしたなかでもなんとかゴールをとって、勝ち点3をもぎ取ることができた。だからすごく嬉しいよ。美しい勝利だった」と試合後のコメントも涼しげだ。

　4得点は得点ランキング首位。この調子であれば、試合を重ねれば重ねるほど、ロナウドの個人タイトルも確実になっていくはずだ。

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