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「コロンビアが敗れた5つの要因」日本に金星を許した一戦をスペイン紙が分析

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 スペイン紙『ラ・バングアルディア』が日本代表に1-2で敗れたコロンビア代表の敗因を分析した。

 19日に行われたW杯のグループH初戦でコロンビア代表は日本代表と対戦。戦前の下馬評ではコロンビア代表が圧倒的に優位と考えられていたが、開始早々にMFカルロス・サンチェスが退場し、さらにPKから日本代表に先制点を許す。一時はMFフアン・キンテーロのFKで同点に追いつくも、後半にFW大迫勇也に決勝点を奪われ万事休す。グループHの本命と考えられていたコロンビア代表は1-2で初戦を落とした。

 この結果を受け、同メディアは「コロンビアが敗れた5つの要因」と題して、上位進出が期待された同国の手痛い敗退を解説した。

 まず、最初の要因として挙げられたのがハメス・ロドリゲスのスタメン落ち。バイエルン・ミュンヘンで活躍する同選手は筋肉系の故障を抱えており、この試合への出場自体が微妙だったが、ホセ・ペケルマンは残り30分からエースをピッチに投入。しかし、同メディアは「デュエルの場面で大きなインパクトを残せなかった」と低調な出来に終わったハメスを酷評した。

 2番目の要因は、カルロス・サンチェスの早々の退場劇。「開始3分でハンドにより退場を受けた。2018年W杯の最初のレッドカードで、史上2番目に最速のものだった。PKを与え、さらにチームを数的不利に陥れてしまった」と試合の大部分を10人で戦ったことを敗因に挙げた。

 成長著しいダビンソン・サンチェスの不調が3番目の要因。トッテナムで素晴らしいシーズンを送り、同世代では世界最高との呼び声の高いDFだが、「日本の最初のゴールにつながったプレーの際にジャンプするタイミングを読み間違えた。90分を通してナーバスで、空回りのプレーを続けていた」と期待外れに終わったと言及。

 4番目の要因として挙がったのは、ホアン・モヒカとホセ・イスキエルドの左サイドでの連携ミス。負傷者が相次いだことで左サイドバックとして先発したモヒカは好守にわたって良い場面を作れず。さらに、モヒカとイスキエルドは良い連携を見せることができなかった。これを受け、同メディアは「ポーランド戦では真っ先に変更すべき」とした。

 そして、最後の要因はGKダビド・オスピナ。いくつかの好セーブを見せていたアーセナルGKだが、香川に決められたPKはどうしようもないとするも、大迫の決勝点の場面では「コーナーキックに中途半端な対応をしてしまった」と苦言を呈した。

 日本代表に金星を与えてしまったコロンビア代表は、グループリーグ突破のために次戦での勝利が絶対に必要。後が無くなった同国代表は24日にポーランド代表との一戦を迎える。

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