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デンマーク、エースの華麗ボレーもドロー決着…豪州はGL突破に可能性残す

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デンマークはクリスティアン・エリクセンの先制点も…

[6.21 W杯GL第2節 デンマーク1-1オーストラリア サマーラ]

 ロシアW杯は21日、グループリーグ第2節を行った。C組のデンマーク代表オーストラリア代表が対戦し、1-1で引き分けた。なお、第3節は26日に行われ、デンマークはフランス、オーストラリアはペルーと戦う。

 ペルーとの初戦を1-0で制したデンマークは、フランス戦を残しており、この試合で勝ち点3を稼いでおきたいところ。前節から先発1人を変更し、負傷により帰国が決まったMFウィリアム・クビストに代え、MFラセ・シェーネを起用した。一方、フランスに善戦も1-2で敗れたオーストラリアは同じ11人を起用。負ければ敗退の可能性が高いだけに、是が非でも勝ち点3が欲しい試合だ。

 試合は前半7分に動いた。デンマークはシェーネの縦パスをFWニコライ・ヨルゲンセンがPA中央へ落とし、MFクリスティアン・エリクセンが左足ボレーで合わせ、ゴール左に突き刺した。さらに24分、FWユスフ・ポウルセンが右に展開したボールをDFヘンリク・ダルスゴーアがダイレクトでクロス。FWニコライ・ヨルゲンセンが頭で合わせたが、わずかに枠を外した。

 1点ビハインドのオーストラリアは、なかなか前からのプレスがハマらず、押し込まれる時間が続く。それでも前半34分、MFアーロン・ムーイの右CKからFWマシュー・レッキーがヘディングシュート。これがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により、ポウルセンの左手に当たったと判断され、PKを獲得すると、フランス戦でもキッカーを務めたDFミル・ジェディナクが冷静に沈め、試合を振り出しに戻した。

 1-1で迎えた後半6分、デンマークはポウルセンがドリブルで仕掛け、PA内で倒されるが、ヨルゲンセンがヒールでつないだボールをFWピオネ・シストが狙うが枠を外し、チャンスを逃してしまう。すると、背水の陣オーストラリアが反撃に出る。浦和レッズのFWアンドリュー・ナバウトを頂点に両サイドのレッキー、MFロビー・クルーズがクロスを供給。MFトム・ロギッチとムーイがミドルシュートを放つなど積極的にゴールに迫ったが、デンマークが誇る堅守を崩すことができない。

 後半は押し気味に試合を進めていたオーストラリアにアクシデント発生。後半29分、ナバウトが右肩を痛め、FWトミ・ユーリッチとの交代を余儀なくされた。37分にはMFジャクソン・アーバインを投入。ポゼッション率、シュート本数などでデンマークを上回ったが、したたかに試合を進めた古豪から追加点を奪えず、1-1のままドロー決着。勝ち点1を分け合い、オーストラリアはグループリーグ突破に可能性を残した。

 なお、グループC第2節のフランス(勝ち点3)とペルー(同0)の一戦は、日本時間22日午前0時キックオフで行われる。

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