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セネガルの“武器”を警戒する酒井宏樹「絶対にカウンター」

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練習で笑顔を見せるDF酒井宏樹

 19日のコロンビア戦(2-1)で奪った勝ち点3を無駄にするわけにはいかない。そのためにはセネガルの攻撃を封じること。相手を無得点に抑えれば最低限、勝ち点1が手に入るからだ。グループリーグ第2戦を2日後に控え、日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)がセネガル封じのポイントについて語った。

「セネガルの最大の長所は絶対にカウンター」。そう言い、リスクマネジメントの重要性を説いた。

「試合状況によるけど、攻めているときこそ、ポジショニングを確認する。そこのオーガナイズが大事になる。相手にスペースを与えたときにどれだけ仕事をさせないか。僕らのポジショニングや責任感というものを強く意識したい」

 攻守の切り替えも重要なポイントになる。その意識が11人全員に求められることは言うまでもないが、とりわけサイドバックにはいかにボックスから遠いエリアでつぶすかが大切だ。

「取られたところでプレッシャーをかけて取り切れるか、もしくはファウルで止めるか、遅らせられるか。ファウルするポイントや位置も大事なる」。ボールを奪い返すことができればそれが理想だが、「この舞台で取り切れることはなかなかできない」と腹をくくっている。イエローカードをもらわずになるべく高い位置で対応するというイメージだ。

 ハノーファー時代のチームメイトであるセネガルのセンターバック、DFサリフ・サネとは、マルセイユに移籍したあとも連絡を取り合う仲だというが、「試合になれば普通にやります」とキッパリ言い切った。

 セネガルに勝てば、最終節を待たずに決勝トーナメント進出が決まる可能性もある。しかし、理想を追う気持ちを自ら牽制する。「グループリーグ突破をリアルに考えることが必要。最初から勝ち点1だけを取りに行くという試合はしないけど、コロンビア戦で取った勝ち点3をチームのアドバンテージとしてやっていかないといけない」。セネガルにはフランスリーグで対戦したことのある選手が何人もいる。酒井宏樹の守備から目が離せない。

(取材・文 矢内由美子)
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