beacon

悪夢迫るも終了直前に2発!!ブラジルがフィリペ・コウチーニョ&ネイマール弾で今大会初白星

このエントリーをはてなブックマークに追加

ブラジルが終了間際の2ゴールでコスタリカを下した

[6.22 ロシアW杯E組 ブラジル2-0コスタリカ サンクトペテルブルク]

 ロシアW杯グループリーグ第2節が22日に行われ、E組のブラジル代表コスタリカ代表に2-0で勝利した。最終盤までスコアを動かせずにいたが、後半アディショナルタイム1分にMFフィリペ・コウチーニョの2戦連続ゴールで先制すると、同アディショナルタイム7分にはFWネイマールがダメ押し弾を奪取。コスタリカは開幕2連敗でグループリーグ敗退が決まった。第3節は27日に開催され、ブラジルはセルビア、コスタリカはスイスと対戦する。

 ブラジルは17日に行われた初戦のスイス戦(1-1)と同じく、4-1-4-1の布陣を採用。トレーニング中の負傷が伝えられたネイマールは左サイドハーフで先発し、右サイドバックは怪我のDFダニーロに代わってDFファグネルがスタメン起用された。

 一方、コスタリカは5-4-1のフォーメーション。最前線にFWマルコ・ウレーニャを残して後ろを固める守備的な戦い方で臨んだ。

 オープニングシュートはコウチーニョが前半3分に放った豪快なミドル。しかしクロスバーを越えると、最初に決定機を迎えたのはコスタリカだった。同13分、DFクリスティアン・ガンボアが右サイドを突破し、右足でマイナスに折り返す。PA内中央にMFセルソ・ボルヘスがフリーで走り込んだが、右足のシュートはゴール左に外れた。

 ブラジルは徐々に攻撃のペースをつかみ、前半23分にPA手前左でルーズボールに反応したDFマルセロが左足で強烈なシュート。PA内中央のFWガブリエル・ジェズスがこれを受けて左足で蹴り込むが、コスタリカが巧みなラインコントロールを見せ、オフサイドで得点は無効となった。

 前半27分にはネイマールが一発でPA内左に抜け出すも、飛び出したGKケイラー・ナバスに止められる。さらにマルセロ、コウチーニョが放った強烈なシュートはいずれも枠外。同39分には右CKの競り合いでMFパウリーニョがDFオスカル・ドゥアルテに倒されるが、主審は立ち上がるように命じ、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)も使用されなかった。

 前半をスコアレスで終えたブラジルは後半開始からMFウィリアンとの交代でFWドウグラス・コスタを投入。追い込まれたサッカー王国は立ち上がりから猛攻を仕掛ける。

 後半5分、右クロスにジェズスが頭で合わせるも、クロスバーを直撃。さらにこぼれ球を拾ってつなぎ、コウチーニョが右足でシュートを放つ。しかし、ガンボアにブロックされ、先制点は奪えない。同11分にはパウリーニョの右クロスにPA内中央のネイマールが右足で合わせるが、至近距離からのシュートはGKナバスのビッグセーブに遭った。

 ブラジルの攻勢はなおも続く。後半25分、右CKからMFカゼミーロがヘディングシュート。だが、惜しくもGKナバスの正面を突く。同27分には敵陣でボールを奪ったネイマールがPA手前中央からフリーで右足を振り抜くも、シュートはゴール右外へそれた。

 後半33分にはネイマールがPA内左でDFジャンカルロ・ゴンサレスに手を使って倒され、主審がPKの判定を下す。ブラジルは先制する絶好のチャンスかと思われたが、主審がVARによって同シーンの確認を行うと、一転してPK取り消しとなった。

 悪夢の開幕2戦未勝利が見えてきた中、コウチーニョがブラジルを救う。後半アディショナルタイム1分、マルセロの左クロスをファーの途中出場FWロベルト・フィルミーノが頭で落とすと、中央のジェズスはボールを収め切れないが、後ろから走り込んだコウチーニョが右足でシュート。これまで好セーブを連発していたGKナバスの股を抜き、ついに均衡を破った。

 後半アディショナルタイム7分にはカウンターからPA内右に抜け出したD・コスタが中央のネイマールにプレゼントパス。ブラジルのエースは左足で難なく押し込み、今大会初ゴールで試合を締めくくった。

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送

TOP