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日本vsセネガル 試合前日の西野朗監督会見要旨

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DF吉田麻也にイヤホンを付けてもらう西野朗監督

 日本代表は23日、試合会場のエカテリンブルク・アリーナで公式練習を行い、24日のW杯グループリーグ第2戦・セネガル戦に向けて最終調整した。練習前には西野朗監督が公式会見に出席した。

以下、西野朗監督の会見要旨

西野朗監督
―運動量、フィジカル以外でセネガルの強み
「日本のサッカー界から見たアフリカのチームに対するイメージとしては、まずフィジカル的なところを警戒しなければいけない。それに対応しないといけないということをまず考えるが、今回のセネガルのチームはそういう肉体的な強さ、速さだけではない。非常にオーガナイズされているし、個々の強さ、速さを生かすため、自分たちの攻撃権を得るためにディフェンスが組織化されたところにフォーカスを当てて見ている。非常にディシプリンもあり、チームとして組織的なところを警戒している」

―日本は3月にマリと対戦したが、良い準備になったか。
「欧州遠征で3月にマリと対戦した。そしてこちらに来る前に日本でガーナと壮行試合を行った。アフリカのチームとテストマッチをしてきたが、アフリカといっても地域によってタイプも違うし、やっているサッカーも違う。マリともガーナとも違うセネガルがあると思っている。なかなか計れないところはあるが、速さや強さという個人的な感覚はテストの中で体感できたところはあると思う。ただ、セネガルはチームとしてのディシプリンが整っている。残念ながらそういうチームとはテストできていない。個の力を爆発的に出してくるためのチームディシプリンに関しては、明日、おそらく想像以上のものがあるのではないかと選手たちも思っていると思う」

―どうやってセネガルを崩すか。セネガルの弱みをどう考えているか。
「ここ数日、我々のチームの中の乾、大島に『5kg増量せよ』『5cm身長を伸ばせ』という調整に失敗して、それ以外のところで対応しないといけないことを余儀なくされている(笑)。ボールというものがあって、そういう中でセネガルに対応できる。軽い体、軽い頭の中でも考えられるところはたくさんある。肉体的なコンタクトが多くなるゲーム展開だと不利な状況があるので、いろいろ変化したり、想定していないところのクイックネスを生かしたり、ボールをしっかり動かす中で対応していく。なかなかウィークポイントが見つからないので、日々、肉体ではなく、頭のほうをしっかり整理しながら戦術、戦略を考えていかないといけない」

―規律以外にセネガルで注意するところは。
「前線の2人の選手、サイドのマネ選手しかりだが、個々のスピードに対してグループでディフェンスを考えても、そういう状況を打開してくるような破壊する力が個々に存在する。組織的に守ろうとしても個の力ですべて粉砕される状況が考えられるし、入れ違った瞬間という中で対応もしないといけない。直線的なプレー、力というものが攻撃のベースにあると思うので、しっかり遅らせる、止める、推進力を抑える対応をチームとして考えないといけない」

―日本を出発する前に「小さな奇跡がなければコロンビアに勝てない」と言っていたが、なぜ悲観的だったのか。
「『奇跡を起こせますか』という質問を受けたので、『コロンビアに勝つことは小さな奇跡ですよ』と答えただけで、奇跡という言葉は、昔、(アトランタ五輪で)ブラジルを破ったことの中で言われていると思うが、決して私も選手たちもそうは思っていない。奇跡という言葉が独り歩きしていて、また同じことを聞かれたので、そういう意味で『勝てれば小さな奇跡かもしれない』と。ネガティブというか、悲観的に答えたわけではない。実際、勝つためにコロンビア戦に向けて準備してきたし、現実、それを実現できたので、奇跡とも思っていない」

―ベースはコロンビア戦と変えないと話していたが、メンバー、システムについて考えているプランは。
「日本のジャーナリストからそういう質問をされるとどうなんでしょうか(笑)。あまりお話はしたくないところでもあるが、全員がピッチに立てるという現実がある。しかもコンディションが決して悪い選手がいない中で臨めるということで、選択肢はもちろんある。ただ、初戦、数的優位な状況の中で戦い切れたというところもあるので、基本的にスタートメンバーはコロンビア戦ということを現時点では考えている」

―セネガルを恐れているのか。特別なプランはあるか。
「恐れるということはまったく思っていないし、我々のチーム力に自信を持って臨みたいと思う。ただ、今までイメージしてきたアフリカのチームとはまた違う強さ、先ほどから何度も言っているチームとしての強さが今回のセネガルにはある。そういうアフリカのチームに対する対応というのは今までなかなかなかった。個々の選手に対する対応はできる部分もあったが、そういう選手たち、活躍しているスーパースターの選手もいるので、個だけではないチームに対してどう対応していくかる。そこの対応には難しさもあるので、選手とここ数日、どう対応していくか、どう戦っていくかの準備をしてきた。恐れるというよりは楽しみに考えたいと思うし、どう攻略するかというのを明日見せたいなと思う」

―マネは一番危険な人物だと思うが、吉田に攻略法は聞いたか。
「吉田がいるときに聞いていただければよかった(笑)。同サイドにいる可能性が高いと思っているし、選手たちにそういう対応の情報を与えているのは間違いない。彼自身も1対1の状況になることもあると思うが、ストロングポイントはディフェンダー、中盤の選手たちに情報を与えている。彼(マネ)自身に対しては適応できると思うが、彼によって周りの選手たちがスムーズに動き出したり、ボランチ、最終ラインの選手も影響を受けて連動してくる動きに対してどう対応するかが、非常に苦慮するところだと思う。彼自身を抑えることは可能かもしれない。1対1ではなく、3対1の状況の中で抑えることは考えられるが、他の選手たちへの影響力というのはマネがもたらすものだと思う」

―勝って2戦目で決めたい気持ちはあると思うが、状況によって勝ち点1を取って3戦目に向かうということも考えるか。
「コロンビア戦のハーフタイムも『引き分けでいいんだぞ』『そんな無理しなくて、リスクを負わなくても』という選手の声も何人か飛んでいたが、私は『これは勝たないといけないゲームだし、勝てるゲームだ』という中で、勝ちに行く戦術、戦略を選手に与えて送り出した。今、首位に立っている。そういう中で3戦目まで持っていくか、持っていかないかというのは、3戦目は敗者復活のゲームであって、2戦目で決めないといけないということも(コロンビア戦の)翌日に選手には伝えている。そう思わないといけない状況だし、相手はセネガル、ポーランド。2戦目に対する意識としては、最高のポイントをここで目指すと。多少リスクがあっても目指させるべき今ではないかと思っているし、選手にもそのつもりで話している。多少のリスクがあっても、勝負を懸ける2戦目でなければいけないと思っている」


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