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マネを封じた酒井宏樹、麻也も「仏系アフリカンに慣れている」と感謝

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マネを封じたDF酒井宏樹

[6.24 ロシアW杯グループリーグ第2節 日本2-2セネガル エカテリンブルク]

 フィジカルも判断も素晴らしかった。アフリカ勢を相手に1対1で力負けすることがなかった。右サイドバックに君臨する日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)は「セネガルとの対戦はマルセイユのサポーターも見ていると思う。(フランスリーグで)2年間やってきたことがこういうところに生かされたのなら幸せです」と、言葉どおりにうれしそうな笑みを浮かべた。

 セネガルのエースであり、昨季のUEFAチャンピオンズリーグでリバプールを準優勝に導いた立役者であるFWサディオ・マネをほぼ完璧に封じ込めた。スピードとアジリティーに秀でるアタッカーに対し、ギリギリの間合いで対峙した。

「(セネガル代表には)リバプールほどの出し手がいないので、彼なりに苦労はしていたと思うけど、どう考えても素晴らしい選手。対応はたまたまうまくいった部分もあるし、ダメだったところもあった」。謙虚な言葉の中に充実感もにじませた。

 これには最終ラインで共闘するDF吉田麻也も「(酒井)宏樹が(マネに)よく対応してくれた。(フランスリーグで)フランス系のアフリカンに慣れているんじゃないかと思う」と素直に感謝した。

 ただ、酒井宏自身は2失点したことに反省点があると強調する。特に「2失点目に関しては崩されたので僕らの責任」と自戒を込める。2試合連続で失点しているという事実もある。ゼロに抑えるのは28日のポーランド戦で。「肘打ちを食らって声がかれてしまって。こんな声ですみません」と言いながら、第3戦での無失点を誓った。

(取材・文 矢内由美子)

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