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[プレビュー]決勝T進出を決めたウルグアイとロシア、温存?GL首位突破を狙う?

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ウルグアイは攻撃陣の得点力復活にも期待が懸かる

[6.25 ロシアW杯A組第3節 ウルグアイ(日本時間23時)ロシア サマーラ]

 互いに2連勝を飾り、グループリーグ突破を決めたウルグアイ代表ロシア代表。ともに勝ち点6のため最終節の結果で決勝トーナメントの相手が変わっていく。しかし、その相手となるグループBもスペイン、ポルトガル、イランが混戦となっており、その順位はまったく読めない。消耗戦を避けたほうが両者にとっては吉と出るのかもしれない。

 ウルグアイは順当に決勝トーナメント進出を決めた。第1節、第2節ともに1-0での勝利となったが、第1戦はFWエディンソン・カバーニとFWルイス・スアレスが不発に終わり、得点力不足で苦戦が強いられた。第2戦はスアレスが3大会連続となるゴールを決めたが、30度を超す猛暑の影響で試合展開はスローペースに。ウルグアイはロースコアでの勝利を選択した。2戦を通して目立ったのが守備の安定だ。ともにアトレティコ・マドリーで最終ラインを守るコンビ、DFディエゴ・ゴディンとDFホセ・ヒメネスは強度とスピードともに今大会屈指の実力を発揮した。ただ、ヒメネスは怪我の影響で第3節の欠場が濃厚。代わりに196㎝の巨人、DFセバスティアン・コアテスが先発の可能性が高いとみられる。また、GKフェルナンド・ムスレラは第3節に出場すると、ウルグアイ史上7人目となる代表100キャップを達成する。

 カバーニとスアレスは体力の消耗や負傷のリスクもあるため、最終節はともに先発させるかは不透明だ。しかし、今大会上位躍進のためには2大エースの得点力は必須。決勝トーナメント進出、というプレッシャーから解き放たれた今、改めて2人を先発させてゴールの感覚を掴ませる可能性もある。

 ロシアは出場国32か国中、FIFAランキング最下位の“史上最弱のホスト国”というレッテルを貼られながら、圧倒的な強さでサウジアラビアとエジプトを撃破。今大会のダークホースのひとつとして大きく名を挙げた。MFデニス・チェリシェフは今大会で3得点を決め、FWアルテム・ジューバも2得点と“当たっている”選手たち。また22歳のMFアレクサンドル・ゴロビンは開幕戦の直接FK弾などその真価を全世界にアピールし、若きスター候補としてビッグクラブからも注目を集めている。圧倒的な走力で相手を畳みかけてきたロシアだがその分消耗も激しい。第3節で強豪ウルグアイを相手に、牙を一旦隠すのか。3連勝で自国を最大限に盛り上げるのか。

■FIFAランキング
ウルグアイ 14位
ロシア 70位

■対戦成績(ロシアはソ連時代も含む)
ウルグアイ 1勝6敗1分

■テレビ中継
TBS系

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