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[プレビュー]全得点を叩き出す世界最強ストライカーvs母国に牙を剥く名将カルロス・ケイロス

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FWクリスティアーノ・ロナウドとカルロス・ケイロス

[6.25 ロシアW杯B組第3節 イラン(日本時間27時)ポルトガル モスクワ・ルジニキ]

 国際Aマッチ通算86ゴールは現役プロサッカー選手で最多。4度目のW杯となる今大会でも、チームの全4得点を一人で挙げる大暴れっぷり。ポルトガル代表の世界挑戦が、絶対的エースFWクリスティアーノ・ロナウドの双肩にかかっているのは間違いない。

 2016年欧州王者にとって、敗れればグループリーグ敗退もあり得るという微妙な状況。だが、最初から引き分けを狙うという心づもりはないだろう。目指すは勝ち点、得失点差、総得点でいずれも並ぶスペインを上回っての首位通過。試合開始は同時刻のため、「できるだけ得点を奪って勝つ」というのが目下のミッションとなる。

 もっとも、この前提は決勝トーナメント1回戦の相手を選ばなかった場合の想定だ。対戦表で隣に並ぶA組の1~2位は、4時間早くキックオフするロシア対ウルグアイの直接対決で決まる。勢いに乗りまくる開催国を避けるか、強力攻撃陣を擁する南米強国を避けるか。そこに何らかの思惑があれば、戦い方を変えてくることもあるかもしれない。

 対するは第1節でモロッコ相手に鮮烈な勝利を挙げたイラン代表。ハードワークを基軸にした密集ディフェンスからの超速カウンターは洗練されており、地元ロシアでプレーする1トップの23歳FWサルダル・アズムン、21歳MFサイード・エザトラヒら、若き好プレイヤーたちが居並ぶ。

 第2節のスペイン戦では6-3-1で守りを固める姿も見せたが、不運な失点を喫してからはさすがの攻勢を披露するなど、戦術的な柔軟性を持ち合わせているのも大きい。そんなアジア最強集団を率いるのは、かつて2度にわたってポルトガル代表を指揮した名将カルロス・ケイロス監督。よく知る相手に牙を剥き、同国史上初の決勝トーナメント進出をうかがう。

■FIFAランキング
イラン 37位
ポルトガル 4位

■対戦成績
イランからみて 2敗

■テレビ中継
NHK

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