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9人変更クロアチアが3連勝でGL首位通過!小国アイスランドに奇跡訪れず

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終了間際にFWイバン・ペリシッチが決勝点

[6.26 W杯D組第3節 アイスランド1-2クロアチア ロストフ・ナ・ドヌ]

 ロシアW杯は26日、グループリーグ第3節2日目を行った。すでに決勝トーナメント進出を決めているクロアチア代表アイスランド代表と対戦し、2-1で勝利。3連勝で首位通過を決めた。7月1日に決勝トーナメント1回戦でC組2位のデンマーク代表と戦う。

 初出場アイスランドは、グループリーグ突破に向けて勝利が絶対条件。前節ナイジェリア戦(0-2)から3人を入れ替え、DFスベリル・インガソンとMFヨーハン・グズムンドソン、MFエミル・ハルフレドソンを先発起用した。対するクロアチアは前節アルゼンチンを3-0で下し、2連勝で20年ぶりの16強進出が決定。そのため、累積警告を考慮してMFルカ・モドリッチとFWイバン・ペリシッチを除く9人を入れ替えた。

 両チームはW杯予選でも同じグループで対戦成績は1勝1敗だったが、アイスランドが首位で本大会出場を決めた。プレーオフを勝ち抜いてロシア行きを決めたクロアチアは、この試合に勝って同国史上初の首位通過を決めたいところ。だが、立ち上がりからモドリッチを中心にパスをつなぐも、なかなかPA内からシュートを打つシーンを作ることができず、アイスランドの堅守に苦しめられた。

 そのアイスランドは、得意のロングスローやセットプレーからクロアチア守備陣を脅かし、前半終盤には立て続けにチャンスが訪れた。前半40分、PA手前でボールを奪ったFWアルフレズ・フィンボガソンがMFギルフィ・シグルドソンとのワンツーから右足シュート。アディショナルタイム2分には、MFヨーハン・グズムンドソンがPA右に出したパスをMFアーロン・グンナルソンが右足ダイレクトで狙うが、GKロブレ・カリニッチのファインセーブに阻まれた。

 前半はスコアレスで終了。苦戦を強いられたクロアチアは後半6分、MFミラン・バデリが放ったミドルシュートは相手に当たって惜しくもクロスバーを叩く。それでも8分、相手のクリアボールを左サイドで奪ったペリシッチが強引にクロス。相手に当たって難しいボールとなったが、ゴール前に走り込んだバデリが抑えの効いた右足ボレーを叩き込み、ついに先制のゴールネットを揺らした。

 W杯初勝利が欲しいアイスランドが反撃に出る。後半10分、右サイドのロングスローからゴール前で混戦となったボールをDFスベリル・インガソンが頭で合わせるが、GKカリニッチの好セーブに遭う。さらに11分、シグルドソンの左CKからインガソンがうまく相手のマークをはがし、フリーでヘディングシュート。しかし、これはクロスバーを直撃し、同点とはならなかった。

 1点リードのクロアチアは後半20分、決勝トーナメントを見据えてモドリッチを下げ、MFフィリップ・ブラダリッチを投入。さらにFWマルコ・ピアツァをDFデヤン・ロブレンに代え、3バックに変更した。後がないアイスランドは後半28分、FWアルフレズ・フィンボガソンが右サイドの裏へ抜け出し、クロスを供給。ファーサイドのMFビルキル・ビャルナソンが左足で合わせたが、ミートしなかった。

 それでもアイスランドは後半30分、シグルドソンのクロスからロブレンのハンドを誘発し、PKを獲得する。キッカーは前節アルゼンチン戦でPKを外しているシグルドソン。短い助走から右足を振り抜くと、ゴール正面に突き刺さり、1-1と試合を振り出しに戻した。

 流れを引き戻したいクロアチアは後半36分、MFマテオ・コバチッチに代えてMFイバン・ラキティッチを入れ、3連勝を目指す。すると、45分に高い位置でボールを奪って、最後はPA右からペリシッチが左足シュートを突き刺し、勝負あり。クロアチアが2-1で勝利し、3連勝でグループリーグ突破を決めた。一方、アイスランドのW杯初挑戦は1分2敗に終わった。

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