beacon

メッシの初ゴールが奇跡の序章に…崖っぷちアルゼンチン、劇的勝利で決勝トーナメント進出!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

今大会初ゴールを決めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ

[6.26 W杯D組第3節 ナイジェリア1-2アルゼンチン サンクトペテルブルク]

 ロシアW杯は26日、グループリーグ第3節を各地で行い、未勝利のアルゼンチンナイジェリアと対戦した。FWリオネル・メッシの大会初ゴール、DFマルコス・ロホの劇的な決勝ゴールが決まり、アルゼンチンが2-1で勝利。崖っぷちから見事に生還し、2位での決勝トーナメント進出を果たした。1回戦ではC組首位のフランスと対戦する。

 ここまで1分1敗で崖っぷちのアルゼンチンはGKフランコ・アルマニを初めて起用。FWゴンサロ・イグアインを1トップに据えた4-3-3で臨んだ。対するナイジェリアは勝てば決勝トーナメント進出決定。前節で2得点を決めたFWアーメド・ムサらが先発入りした。

 前半立ち上がり、メッシがさっそくPA左に抜け出し、チャンスをつくる。これまで2試合とは異なるコンディションを垣間見せると、13分に試合を動かした。中盤で前を向いたMFエベル・バネガのスルーパスが送られ、メッシがPA右を突破。後ろ向きでの太ももトラップから右足でねじ込み、大会初ゴールを記録した。

 勢いに乗るアルゼンチンは前半27分、メッシのスルーパスからイグアインが抜け出して決定機。同31分にはバネガのパスにFWアンヘル・ディ・マリアが抜け出し、DFレオン・バログンがイエロー覚悟のファウルで止めた。同34分にはメッシが直接FKを狙うも、GKフランシス・ウゾホが触ってポストに阻まれた。

 良いところのなかったナイジェリアは後半開始時、FWケレチ・イヘアナチョに代わってFWオディオン・イガロを投入。すると後半4分、左CKをMFオゲネカロ・エテボが蹴り込み、ニアサイドでDFハビエル・マスチェラーノがバログンを倒してファウル。PKが与えられた。同6分、このPKをFWビクター・モーゼスが決め、ナイジェリアが同点に追いついた。

 このままだと敗退が決まってしまうアルゼンチンだが、ナイジェリア守備陣の前になかなか攻め込むことができない。後半16分、MFエンソ・ペレスに代えてMFクリスティアン・パボン、同27分にはディ・マリアに代えてMFマクシミリアーノ・メサを投入し、なんとか攻勢を試みる。

 ところが次にチャンスをつくったのはナイジェリア。後半32分、左サイドを突破したムサがクロスを送り、M・ロホがクリアミス。跳ね返ったボールをイガロがシュートを狙ったが、大きく枠を外れた。ロホのクリアミスの際にハンドリングがあったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入があったが、判定は覆らずにゴールキックで試合は再開された。

 アルゼンチンは後半35分、左サイドバックのDFニコラス・タグリアフィコに代えて前線にFWセルヒオ・アグエロを入れ、前線に人数を増やす。すると同41分、ついにスコアが動いた。アルゼンチンはメッシを起点に右サイドを崩し、クロスにM・ロホがダイレクトボレー。これがゴール右隅に吸い込まれ、土壇場で勝ち越しに成功した。

 このまま行くとアルゼンチンが2位で突破。ナイジェリアはFWアレックス・イウォビを投入し、最後の攻勢に懸ける。だが、主将のメッシが敵陣まで激しいプレスをかけ、遅延行為でイエローカードを受けながらも、ナイジェリアに主導権を渡さない。試合はそのまま2-1で終了。アルゼンチンが劇的な勝利で決勝トーナメント進出を果たした。

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送

TOP