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勝って決勝Tへ…香川「手応え、自信をありのままぶつけるだけ」

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ポーランド戦に向けて試合会場で調整するMF香川真司

 同僚も元同僚もいる。日本代表MF香川真司(ドルトムント)にとって、28日のグループリーグ最終戦で対戦するポーランド代表のDFウカシュ・ピシュチェクは現在のチームメイト。MFヤクブ・ブラスチコフスキ(ボルフスブルク)、FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)もかつてともにプレーした元チームメイトだ。

 エースであり、キャプテンでもあるレワンドフスキは日本としても最大限に警戒しないといけない相手。「僕との対戦ではないので、あまり意識はしていないけど、相手にしたら嫌な選手」と話す香川は「一緒にやっている分、情報は伝えたい」としながらも、レワンドフスキのウィークポイントについては「あんまないですね」と苦笑いするように、その存在は別格だ。

 それでも「この2試合で見せたように、一人ひとりが常にアグレッシブに、前への意識を持ちながら連動すれば、そう簡単に崩させないというのはチームとして感じている」と強調。19日のコロンビア戦(2-1)、24日のセネガル戦(2-2)を通じて手応えを感じているのは守備面だけではない。

「1試合目、2試合目とだんだんチームの完成度は高くなってきている。3試合目もいい試合を見せたいし、その手応え、感覚、自信はみんなが手にできている。それをありのままぶつけるだけ。恐れることなく、明日の試合に勝つことを信じ切ってやりたい」

 引き分け以上で自力での決勝トーナメント進出が決まる最終戦だが、目指すのはあくまで勝利だけ。2連敗ですでに敗退が決まっている相手に対しても「ポーランドは確実にプライドを持って戦ってくる。失うものはないし、よりアグレッシブに自分たちのサッカーを仕掛けてくると思う」と油断はない。「これを最後に(代表を)引退する選手も数名いると聞いている」。そう明かした香川は「難しい試合になる」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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