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早稲田大DF冨田康平が京都内定!! 「雑草のような私が受験をして…」と長文で思い綴る

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サイドの突破が持ち味の早稲田大DF冨田康平

 京都サンガF.C.は29日、早稲田大4年のDF冨田康平(22)が来季から加入することが決まったと発表した。「夢に見てきた世界に入ることができ、素直にとても嬉しく感じます」とコメントしている。

 1996年生まれの冨田は埼玉県所沢市出身。市立浦和高から早稲田大に進学した。クラブの公式サイトによると、プレーの特徴は「無尽蔵のスタミナと爆発的なスピードを活かした縦への突破が武器の左サイドバック」だという。

 早稲田大ア式蹴球部の公式サイトでは、スカウトで元選手の中山博貴氏が「爆発的なスピードを活かした縦への突破と、豊富な運動量で左サイドを上下動する姿がとても素晴らしい。その後も冨田選手と関わっていく中で、人間的な魅力を強く感じるようになり、絶対に必要な選手だと思いました」などと紹介している。

 またクラブと同部は長文のコメントを発表し、冨田の思いを伝えている。

「幼稚園の頃からサッカーを始め、18年間ずっと憧れ、目指し、夢に見てきた世界に入ることができ、素直にとても嬉しく感じます.私はずっとサッカーが楽しくて、面白いからここまで続けてきました。プロサッカー選手を目指してきた理由も単純にかっこいいからです。私が子どもの頃に憧れたような存在に自分もなりたかったからです」

「プロになる思いを捨てきれなくて、大した経歴も持っていない、まるで雑草のような私が、受験をして名門、早稲田大学ア式蹴球部に入部し、これまで輝かしい実績を残してきた素晴らしい先輩や同期、後輩たちと日々練習してきました。特筆した個性を持った選手達との生活の中で、理不尽なことや悔しいこともたくさんありましたが、こいつらには絶対負けたくない、いつかやってやる、という思いでひたすら練習してきました」

「そして、waseda the 1stを掲げたこのチームでは、サッカーだけではなく、人間的にも多くのことを感じました。人として一番であれということの意味、大学までサッカーを続ける意義、サッカーを通じて周りの人に伝えることのできる熱意や感動、両親や友人、OBの方々をはじめとする、大勢の人の多大なる支援など、大事なことを学びました。これまで私に関わってくださった皆さまが、私を大きく成長させてくれました」

「これからの大学生活では、より一層プレーで、結果で応えられるよう日々精進し、今年のチームスローガンである泥臭くひたむきにチームを前に前進させるという意味の「ドライブ」を体現し、雑草魂全開で謙虚に闘って参りたいと思います。そしてJリーグの舞台で"日本をリードする存在"になっていけるよう努力して参ります。応援の程、宜しくお願い致します」

プロフィールは以下のとおり

●冨田康平
(とみた・こうへい)
■生年月日
1996年6月9日
■出身地
埼玉県所沢市
■身長/体重
176cm/73kg
■利き足
左足
■経歴
所沢ジュニアユース-市立浦和高-早稲田大

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