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「親しみがわく敗退国」伊メディアがW杯史上最弱7か国を特集…アジアからは4チーム

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南アフリカ大会に出場した北朝鮮代表

 ロシアW杯では、初出場のアイスランドおよびパナマのグループステージ敗退が相次いで決定した。イタリアメディア『スカイ・スポーツ』は29日、W杯史上最弱国について特集記事を組んだ。

 ロシアW杯に出場したパナマは、0ポイント11失点2ゴール(このうち1点は相手のOG)の成績に終わった。イングランド戦では6失点を喫したが、チーム最年長の37歳主将FWフェリペ・バロイがW杯初ゴールを記録するなど、「親しみがわくチーム」として迎え入れられた。

 特集では「W杯の歴史に残る最弱国…親しみがわく敗者たち」と題し、W杯の歴史を振り返った。1974年大会で14失点を喫したザイール(現・コンゴ民主共和国)など7か国が紹介されているが、そのうちの4か国がアジアで占められている。

■史上最弱国7か国のうち4か国がアジア
 まずは2002年日韓大会のサウジアラビアが挙げられている。ドイツ戦では、FWミロスラフ・クローゼにハットトリックを許すなど0-8で敗れ、12失点0ゴールの成績で大会を終えた。続いて2010年南アフリカ大会の北朝鮮が名を連ねる。「死の組に入った北朝鮮は、ブラジル相手には1-2の敗戦にとどまったが、FWクリスティアーノ・ロナウドのポルトガルに7失点、FWディディエ・ドログバのコートジボワールに3失点」、12失点1ゴールの成績だった。

 さらに2002年日韓大会に出場した中国も挙げられている。「結果は散々なものだった。コスタリカ、ブラジル、トルコと対戦し、3戦全敗で、1試合平均3失点」の成績だった。ただ慰めとして、「W杯を制したブラジルを含め対戦相手のうち2チームが表彰台に上がった」と指摘している。

 最後に1954年スイス大会に出場した韓国を取り上げている。「グループステージは3試合ではなく、2試合のみだったため、参考記録」としているが、韓国史上初のW杯は、16失点0ゴールの成績に終わっている。FWフェレンツ・プスカシュのハンガリーに9得点を奪われたほか、トルコにも7失点を喫した。「3試合目がなかったのは、彼らにとって朗報だったのかもしれない」と振り返っている。

親しみがわく敗者たちの記録

ザイール(1974年大会) 14失点0ゴール
サウジアラビア(2002年大会) 12失点0ゴール
エル・サルバドル(1982年大会) 13失点1ゴール
北朝鮮(2010年大会) 12失点1ゴール
ギリシャ(1994年大会) 10失点0ゴール
中国(2002年大会) 9失点0ゴール
韓国(1954年大会) 16失点0ゴール

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