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カバーニ2発も負傷交代…ウルグアイが堅守速攻でポルトガル撃破!8強でフランスと対戦

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2ゴールを挙げたFWエディンソン・カバーニ

[6.30 W杯決勝T1回戦 ウルグアイ2-1ポルトガル ソチ]

 ロシアW杯は30日に決勝トーナメントに突入。ポルトガル代表を2-1で下したウルグアイ代表が2大会ぶりの8強入りを決めた。準々決勝では、6日にフランス代表と戦う。

 無失点3連勝でA組を首位通過したウルグアイ。25日のロシア戦からスタメン1人を入れ替え、DFセバスティアン・コアテスに代わって太腿を痛めていたDFホセ・ヒメネスが復帰した。B組2位のポルトガルは、25日のイラン戦から3人を変更。MFベルナルド・シウバとFWゴンサロ・ゲデスがスタメン復帰を果たし、DFリカルド・ペレイラは今大会初先発となった。

 ともに強豪国だが、W杯での対決は初めて。最後に顔を合わせたのは46年前と、非常に新鮮なカードとなった。スコは開始早々に動く。ウルグアイは前半7分、右サイドからサイドチェンジしたFWエディンソン・カバーニがゴール前に走り込むと、FWルイス・スアレスの高速クロスを頭で合わせ、先制点。カバーニは2試合連続ゴールとなった。

 さらにウルグアイは前半22分、スアレスがゴール正面でFKを獲得。これをスアレス自ら右足で狙うが、壁の隙間を抜けた低い弾道のシュートはGKルイ・パトリシオに弾き出された。対するポルトガルはボールの主導権を握るが、ウルグアイの堅い守備を崩すことができない。32分には、ゴール正面やや左でFKを獲得し、FWクリスティアーノ・ロナウドが直接狙うが、壁を越えることはできなかった。

 1点ビハインドで後半を迎えたポルトガル。C・ロナウドと周りの選手の連携がうまくいかず、流れから決定的なシーンを作ることができなかった。それでも10分、左CKを獲得すると、ショートコーナーからDFラファエル・ゲレイロが左足でクロスを供給。C・ロナウドの背後に飛び込んだDFペペがヘディングシュートを叩き込み、試合を振り出しに戻した。

 しかし、ウルグアイがすぐさま勝ち越しに成功する。後半17分、GKフェルナンド・ムスレラのロングキックからスアレスが競ったこぼれ球をMFロドリゴ・ベンタンクールが拾って、横へパス。PA左手前に走り込んだカバーニが右足ダイレクトでゴール右隅に流し込み、2-1と再びリードを奪った。

 苦しい展開のポルトガルは、後半20分にMFアドリエン・シウバを下げてFWリカルド・クアレスマを投入。25分には、ゲレイロがPA内の浮き球パスを入れると、クアレスマには合わなかったがGKムスレラがファンブル。これに反応したMFベルナルド・シウバが右足で狙うがクロスバー上を越えていった。

 直後にウルグアイにアクシデント発生。カバーニが左足を負傷したようで、C・ロナウドが肩を貸す形でピッチの外に出て、ベンチに交代を要求した。代わってFWクリスティアン・ストゥアニが入ったが、カバーニの今後の状態が心配される。

 終盤になるにつれ、ポルトガルの攻勢が強くなる。疲れがみえるウルグアイ守備陣だが、冷静な対応で簡単に決定機を作らせず、粘り強く最後まで戦い抜いた。試合は2-1でタイムアップ。ウルグアイが競り勝ち、2010年南アフリカ大会以来、2大会ぶりの準々決勝進出を決めた。

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