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カンテはほんとに「2人いる」…? データに表れた脅威のハードワーク

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FWリオネル・メッシにプレッシャーをかけるMFエンゴロ・カンテ

「2人いるんじゃないか」――。ハードワーカーを称える常套句であるが、フランス代表MFエンゴロ・カンテはそんな言葉にふさわしい活躍を見せていたようだ。国際サッカー連盟の公式記録が物語っている。

 ロシアW杯の決勝トーナメント開幕戦となったフランスアルゼンチン戦、カンテはアンカーの位置で先発出場した。時には中盤中央で相手のポゼッションを寸断すると、サイドに開いたアタッカー陣にもためらわずにプレス。持ち前の運動量でベスト8進出に大きく貢献した。

 公式記録によると、カンテの走行距離は計9.725km。これだけ見ると目立った数値ではないが、相手ボール時の距離に限れば4.780kmにおよび、他の選手を500m以上も上回る突出した数字となっている。フル出場した選手の中で最も少なかったアルゼンチンFWリオネル・メッシは2.379km。カンテの距離は2倍以上にあたり、まさに「2人いる」ような奮闘っぷりだったと言える。

 なお、この一戦で記録したスプリント数28はチーム全員の中央値を下回っており、焦って出て行くようなプレーは少なかった模様。ここまでグループリーグ3試合でもフル出場しながら、いずれの試合でもトップレベルのハードワークを披露できているのは、効率的なポジショニングの支えもあるのかもしれない。

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