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G大阪内定の関学大DF高尾瑠、中澤聡太スカウトも期待寄せる“即戦力”サイドバック

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関西学院大DF高尾瑠

 ガンバ大阪は6月22日、関西学院大DF高尾瑠(21)の来季入団内定を発表した。

 複数のJリーグチームからオファーがあった中でG大阪を選択した理由を、「技術の高い選手が多く、自分が一番巧くなれるのはガンバかなと感じた。ガンバはサイドバックが前目の位置を取るサッカーなので、自分のストロングポイントも出していける」と語った高尾。G大阪の中澤聡太スカウトも「うちが目指すサッカーにフィットする選手。細かい技術もあるし、質が高いスプリントを試合の中で多く出せるのは、大学生ではトップクラス。即戦力」と期待をかける。

 名古屋の下部組織出身の高尾だが、大学までは脚光を浴びることはなかった。高校時代は「実力も自信もなかった。左サイドに吹ヶ徳喜(阪南大・3年)と青山景昌(びわこ成蹊スポーツ大・3年)がいたので、周りを生かそうと思っていた」という。だが、「サッカーをやるのは大学で最後だろうし、頑張ろう」という気持ちで進学した関学大でブレイクした。関西学生リーグの開幕戦でスタメンデビューすると、レギュラーポジションを獲得。1回生ながら関学大の四冠に貢献し、全日本大学選抜にも名を連ねた。

「怒鳴られて、叱られて、毎日やるしかないという気持ちで、4回生についていって一生懸命やっていたら優勝した」と高尾は1回生のときを振り返る。名古屋U18時代には指導者から「持っている力を出していない」と指摘されたこともあった。「どうすれば能力が発揮できるのかわからなかった」と言うが、関学大・高橋宏次郎ヘッドコーチは「もともと持っていたポテンシャルが大学で開花した。練習や試合の中で、当時の先輩たちが高尾の力を引き出した。そこにプレーの質と運動量が加わり、伸びた」と話す。小林成豪(山形)と練習で常にマッチアップすることで守備の強さを磨き、さらに森俊介(東京V)とのコンビネーションでは、駆け引きのタイミングを学んだ。大学トップレベルの選手と練習し、試合経験を重ねることで、自信と実力をつけていった。

 目標とするのは「自分とスタイルが似ている」という内田篤人(鹿島)。「止めてはたいて、ビルドアップが上手く、ボールを持ちながら前につけられる。そこを内田選手から学びたい」とさらなる成長を誓う。

 普段はおとなしく、穏やかな好青年。前に出てくるタイプではないが、副将となった今季はゲームキャプテンも務め、チームメイトを引っ張る立場となった。「やりながら周りに伝えていきたい」と先輩たちから自分が学び取ったものを下級生たちに引き継いでいく。「最後の一年は関学のために頑張りたい」と覚悟を決めた高尾が、サッカーへの姿勢や勝負へのこだわりを示していくことで、大学サッカーラストイヤーにチームに結果をもたらしていく。

(取材・文 蟹江恭代)
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