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初の8強懸けてベルギーに挑む西野監督「勝機はどこかに落ちている」

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公式会見に出席する西野朗監督

 2日の決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦する日本代表西野朗監督が1日、試合会場のロストフ・アリーナで公式会見を行った。日本として2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出。初の8強入りを懸けた大一番に向け、「我々にも勝機がピッチのどこかに落ちていると思う。それを全員で拾っていきたい」と決意を述べた。

 相手はFIFAランキング3位、前回大会8強のベルギー。「ベルギーという強豪国、世界のトップ3にランクされているチームにどう挑んでいくか。(FIFAランキング)61位の日本ですから。あらゆる策を駆使していきたい」。そのうえで「その力を今は持っていないかもしれない。チーム全体で何か別の力をつくり出して戦う。そういうことをしていかなければ戦えない相手であるのは間違いない」と力を込めた。

 ともにベスト16敗退だった02年日韓大会、10年南アフリカ大会について聞かれると、「両大会ともグループリーグを素晴らしい戦いで勝ち抜いて、ベスト16に進んだ2大会だったと思うが、(グループリーグで)すべてを出し尽くした感があり、チームに余力があったかどうか」と指摘。「そういう2大会を踏まえて今大会は総合力、グループリーグを突破したあとのラウンド16へのアプローチ」も意識してきたとし、第3戦で先発6人を入れ替えるなど、過去の2大会とは異なる勝ち上がり方ができたことに「チーム力が疲弊していない、良い状態で明日を迎えられる状況をつくれた」と自信を見せた。

「おそらくベルギーは“これからW杯が始まるぞ”という気持ちでいると思う」。指揮官はそう認めたうえで、「そういう精神的な面で我々も同じレベルに立ちたいと思う。“さあ、これからベルギーとベスト16だ”という意気込みを対等以上に持ちたい。それぐらいの気持ちは持っていいと思うし、余力というか、余裕を持ってトーナメントに入れる状態にはあると強く感じている」と強調した。

(取材・文 西山紘平)

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