ブラジル代表FWネイマールは、批判されてきた中で自ら得点を挙げてメキシコ代表に勝利できたことを喜んだ。

　2日に行われたW杯の決勝トーナメント1回戦でブラジルはメキシコと対戦した。この試合に先発で出場したネイマールは、51分にウィリアンのクロスに滑り込みながら合わせて先制点をマーク。さらに終了間際には、ロベルト・フィルミーノが得点を挙げ、ブラジルが2-0で勝利した。

　試合後、ネイマールはこの試合で再三にわたり好守を見せたメキシコ守護神のギジェルモ・オチョアについて「彼は偉大なゴールキーパーだ。誰もがオチョアの能力を知っているし、今夜素晴らしい試合ができたことを祝福したい」と称賛。「でも僕は諦めなかった。あのゴールは感覚により奪えたもので、結果につながるゴールだった」と今大会2点目を喜んだ。

　一方で、メキシコのファン・カルロス・オソリオ監督は「1人のせいで時間を無駄にしてしまった。やりすぎた演技などはすべきではない」とネイマールに苦言。これを受け、同選手は「コーチはコーチと話せば良いし、選手は選手と話す。このことについての回答はあとからしたい」と話すに留めた。

　W杯直前に3カ月の離脱を経て復帰したネイマールだが、大会に入ってからはコスタリカ戦での1点のみと低迷。同選手への批判も相次いている中、これらの中傷に少なからず傷ついたと話した。

「これらは何よりも僕を傷つけようとした。でも、パフォーマンスに直接影響を与えるから批判や称賛を気にしないようにしている。前の2試合でメディアに対して口を開かなかったのは、多くの人が過剰に話しを持ち上げるからだ」

「僕はただチームを助けるためにプレーしているだけだ。そして、優勝するためにここにいる。元に戻るまでにもう少し時間がかかるが、僕は改善できると願っている。今日は良くなっていたし、試合結果に満足している。チームメイトの頑張りを祝いたい」

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