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名古屋の豊田取締役会長が退任「この中断期間で退任とさせて頂いたのは…」

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名古屋が取締役会長の交代を発表

 名古屋グランパスは6日、株式会社名古屋グランパスエイト取締役会長の豊田章男氏が同日をもって退任し、後任に早川茂氏の就任が内定したことを発表した。早川氏の就任は、今月の株主総会および株主総会後の取締役会を経て正式決定される予定となっている。

 豊田氏は取締役、代表取締役会長を経て2016年11月から取締役会長を務めていた。クラブ公式サイトを通じ、この時期での退任理由や今後への決意などを述べている。

「自動車業界は今『100年に一度』と言われる大変革の時代を迎え、業界をあげての取り組みが求められています。そうした中、今年の5月に自動車工業会会長職をお引き受けした時点より、本業・社業に専念すべきではないかと逡巡していましたが、シーズンの最中、J2から這い上がってJ1の舞台で戦うグランパスが、できる限りピッチに集中できればと、このリーグ戦中断期間を待っての退任とさせて頂きました」

「私自身、これまでと立場は変わりますが、早川新会長、小西社長のもと、名古屋グランパスが世界から注目されるクラブとなり、ホームタウンの皆様と、さらにたくさんの笑顔を共有していけるよう、クラブの一番近くにいる『応援団長』として、風間監督の率いるグランパスを、今後も引き続き全力で応援してまいります」

 また、昨年4月から取締役副会長を務めていた早川氏は「名古屋グランパスにおいても、前会長の豊田章男の想いを継ぎ、グランパスに関わる全ての方々とより一層喜びと感動をともにし、また、地域の活性化に貢献していけるよう、私も全力で皆さまと共に闘ってまいりたいと思います」と抱負を語っている。

以下、豊田章男氏と早川茂氏の主な略歴

■豊田章男
2010年8月~2015年4月:取締役
2015年4月~2016年11月:代表取締役会長
2016年11月~2018年7月:取締役会長

■早川茂
1977年4月:トヨタ自動車販売株式会社(現トヨタ自動車株式会社)入社
2007年6月:トヨタ自動車株式会社 常務役員就任
2012年4月:同社 専務役員就任
2013年4月:同社 渉外・広報本部本部長
2015年11月:同社 オリンピック・パラリンピック部統括
2017年4月:同社 取締役副会長 就任
2018年6月:同社 代表取締役副会長 就任

▽主な現公職・団体職
2017年5月:一般社団法人 日本経済団体連合会 副会長
2018年6月:トヨタアルバルク東京株式会社 代表取締役会長

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