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“100kg”砲が炸裂!! 新生イングランド、スウェーデン破って28年ぶりベスト4

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決勝点を決めたDFハリー・マグワイア

[7.7 ロシアW杯準々決勝 スウェーデン0-2イングランド サマーラ]

 ロシアW杯は7日、準々決勝2日目を行い、平均年齢26歳未満の若きのイングランドスウェーデンと対戦した。登録体重100kgのDFハリー・マグワイアが決勝ヘッドを決め、イングランドが2-0で勝利。1990年のイタリア大会以来、28年ぶりの4強入りを果たした。

 決勝トーナメント1回戦のコロンビア戦で史上初めてPK戦を制したイングランドは、120分間を戦い抜いた後の中3日だったが全員が同じスターティングイレブン。対するスウェーデンはボランチのMFセバスティアン・ラーションが出場停止から復帰し、DFミハエル・ルスティグが累積警告でメンバーを外れた。

 立ち上がりは互いに動きの少ない展開。イングランドの3-1-4-2(5-3-2)に対し、スウェーデンの4-4-2は噛み合わないが、ボールを支配する気を見せない両チームは前線にとにかく放り込み続ける。流れの中から可能性のあるシュートが見られたのは、こぼれ球を拾ったFWハリー・ケインの1本だけだった。

 しかし、セットプレーで均衡が破られる。前半30分、左CKをMFアシュリー・ヤングが蹴り込むと、中央でハイジャンプを見せたマグワイアが高打点ヘッド。MFエミル・フォルスベリとの身長差14cmを生かし、上から一気に叩き込んだ。これが代表初ゴール。イングランド代表にとっては今大会8つ目のセットプレーからの得点となった。

 後半立ち上がりはスウェーデンが優勢。2分、DFルドウィグ・アウグスティンソンの左足クロスにFWマルクス・ベリが頭で合わせたが、GKジョーダン・ピックフォードが横っ飛びでストップした。イングランドは9分、ヤングのFKをマグワイアが落とし、FWラーヒム・スターリングがこぼれ球を狙うも大きく枠を外れた。

 後半14分、イングランドが追加点を奪った。MFジェシー・リンガードのミドルが相手にブロックされ、こぼれ球がDFキーラン・トリッピアーのもとへ。これをリンガードにつなぎ、右PA角からふんわりとしたクロスを送ると、ファーサイドで反応したMFデレ・アリが頭で押し込んだ。

 2点を追うスウェーデンは後半17分、右サイドを駆け上がったFWオラ・トイボネンのクロスをベリが落とし、MFビクトル・クラーソンが狙ったが、またしてもピックフォードがビッグセーブ。同27分、ゴール前でベリがボレーシュートを放つも、これもピックフォードが片手で枠外にかき出した。

 スウェーデンは後半20分、DFマルティン・オルソンとFWヨン・グイデッティを一気に投入。イングランドは同32分、コロンビア戦では出産立ち会いのためチームを離脱していたDFファビアン・デルフがデレ・アリに代わって入った。だが、戦況はそれほど変わらず。スウェーデンのロングボール攻勢が得点に結びつくことはなく、20年ぶりの4強進出はならなかった。

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