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宮市亮、復帰戦翌日の試合にも45分間出場…順調な回復ぶりに同僚も歓喜「本当にうれしい」

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実戦復帰を果たしたFW宮市亮

 7日、ドイツ4部フレンスブルク戦とのテストマッチで実戦復帰を果たしたザンクト・パウリFW宮市亮は、8日にはデンマーク強豪ブレンビーとのプレシーズンマッチにも出場。試合後のコメントをドイツ紙『ビルト』が紹介した。

 昨夏6月に右ひざの前十字じん帯を断裂で長期離脱を余儀なくされた宮市は、4月末の2軍のリーグ戦で公式戦復帰。その一戦では13分に右ひざを痛めた様子で負傷交代を強いられ、再び重傷を負ったことが懸念されていた。しかし、一旦帰国した宮市はインスタグラムで「幸いなことに前十字靭帯は切れておらず、再建した靭帯の周りに少し炎症が起きていただけでした」と報告。新シーズンに向けて6月25日に始動したクラブに戻り、数日間の個人練習を経て先日からはチーム練習を再開していたところだ。

 そして、そんな宮市は7日の試合(6-1)で後半開始から45分間プレーし、実戦復帰を果たすと、翌日にコペンハーゲンで行われたブレンビー戦(0-3)にもハーフタイムから出場。試合後、『ビルト』に対して「プレーできてうれしいです。問題ないです。痛みも感じませんでした」とコメント。この試合ではセンターFWとして起用されたことについて「通常はウィングでプレーするので、僕の通常のポジションではなかったですね。なので、少し難しかったです。でも一生懸命やれました」と手応えをつかんだ様子で語った。

 一方、マルクス・カウチンスキ監督は「我々はメニュー毎、ドキドキしていたので、まず彼に何もなかったことを喜んでいる」と安堵した様子をうかがわせつつ、「彼にとって、プレーするのは良いこと。今日の45分間もね。ミラクルを期待しているわけではない。彼は良い動きを見せてくれた」と言及。「スプリントや突破の最後の局面ではまだ足りない部分がある。だが、それは問題ない」と時間を与える構えを強調した。

 チームメイトたちもまた、宮市がピッチに立っていることに歓喜を覚えている模様。DFフィリップ・ツィーライスは「リョウがプレーしていることを僕やほかのみんながどれだけ喜んでいるか、言葉すら見つからないよ。昨季、彼が十字じん帯を断裂したといったニュースには、ショックを受けたね。でも彼のプレーする姿を見れることを、僕たちは本当にうれしく思っている。みんなリョウがどれほど苦しんできたのか知っているからね」とチームメイトの復帰への喜びを語った。

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