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伊紙が日本代表新監督候補のドナドーニ氏を特集「穏やかな性格と適応力」が特徴と紹介

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元イタリア代表監督のロベルト・ドナドーニ氏

 日本代表新監督の有力候補の一人として名前が報じられた元イタリア代表監督ロベルト・ドナドーニ氏について、イタリア紙『イル・ソーレ・24オーレ』が12日、特集を組んだ。

 ロシアW杯において、西野朗監督率いる日本代表は下馬評を覆して決勝トーナメントに進出すると、ラウンド16ではFIFAランク3位のベルギーと対戦。2-3で敗れたが、善戦を見せて世界の注目を集めた。すると先日、『コリエレ・デロ・スポルト』が退任する西野監督の後任候補の一人として、元イタリア代表監督のドナドーニ氏を挙げていた。

 『24オーレ』は12日、「日本…サムライブルーの指揮官の座を巡る争いにドナドーニ。ニシノの後継者は彼なのか? 」とのタイトルで、過去にイタリア代表を率いた指揮官の特集を組んだ。ドナドーニ氏は2015年からボローニャの指揮官を務めていたが、2017-18シーズンはセリエA全38試合で21敗を喫するなど成績が伸び悩み、シーズン終了後に解任された。だが新監督の候補として名前が報じられたことで、「解任されたことを逆手に、重要な仕事を新たにつかむチャンスだ。難儀を上手くすり抜けられるかもしれない」と紹介されている。

 ヨーロッパから遠く離れ、環境の全く違う日本で結果を出すことが求められるため、ドナドーニ氏の「穏やかな性格やあらゆる状況への適応力」が評価されているのではないかと指摘している。元イタリア代表監督は先日、『コリエレ・ディ・ボローニャ』の取材に対し、「何も言えない」と肯定も否定もしない発言しており、特集では、「(日本サッカー協会(JFA)との)交渉はスタートしているようだ」との見解が示されている。

■世界で活躍するイタリア人監督

 またイタリア人監督が、世界中の代表チームで活躍していることにも言及。日本では過去にアルベルト・ザッケローニ監督(現・UAE)が指揮を執っていたが現在、クリスティアン・パヌッチ(アルバニア)、マルチェロ・リッピ(中国)、マルコ・ロッシ(ハンガリー)、フランコ・バレッラ(サン・マリノ)、ロレンツォ・マンブリーニ(キューバ)らも各国代表チームで指揮を執っていることが紹介されている。

 なお日本代表新監督の候補には、ドナドーニ氏のほか、ユルゲン・クリンスマン氏やアーセン・ベンゲル氏、森保一氏らが有力と見られている。今後の動向が注目されるところだ。
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