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クロアチア初優勝ならず…戦い抜いた“赤と白”の戦士たちに惜しみない拍手

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決勝でフランスに敗れたクロアチア代表

[7.15 ロシアW杯決勝 フランス4-2クロアチア モスクワ/ルジニキ]

 粘り強く勝ち上がってきた。自らの手でつかんだ初のW杯決勝の舞台で、最後まで戦い抜いた。しかし、クロアチア代表は栄冠まであと一歩届かなかった。

 ナイジェリア、アルゼンチン、アイスランドと同居したグループリーグは3連勝の首位通過。安定感を見せて決勝トーナメントへと駒を進めたが、ここから苦戦の連続だった。決勝トーナメント1回戦デンマーク戦、準々決勝ロシア戦、準決勝イングランド戦すべてで先制を許した。試合を振り出しに戻す粘りを見せながらも勝ち越しはできず、3試合ともに延長戦に突入。デンマークとロシアをPK戦の末に下し、イングランドは延長後半に生まれたFWマリオ・マンジュキッチの決勝点で退けた。

 決勝Tの3試合すべてを90分で決着をつけてきたフランスに対し、3試合連続で延長戦を戦ったことで、1試合分(延長30分×3試合分)多く戦っているとも言える状況。さらにフランスは中4日ながらも、クロアチアは中3日とコンディション面では圧倒的に不利だった。

 だが、迎えた決勝で試合序盤からリズムをつかんだのはクロアチアだった。2列目のMFルカ・モドリッチらが激しくプレッシャーを掛け、高い位置でボールを奪い取る。ボールを奪えば素早い攻守の切り替えから攻撃に人数を割いてフランスゴールを狙った。

 しかし、常にフランスに先行を許す苦しい展開となり、後半20分のFWキリアン・ムバッペの得点で1-4とリードを3点差に広げられた。絶望的とも言えるスコアとなりながらも、同24分にはFWマリオ・マンジュキッチが諦めない姿勢を見せてチーム2点目を奪取。だが、これまで見せてきた粘りも届かずに2-4で敗れた。

 世界一を逃し、肩を落とす選手たち――。しかし、歴史を塗り替えるだけでなく、粘り強い勝ち上がりは見る者の心を動かしてきたことは間違いなく、ゴール裏から“赤と白”のユニフォームを着た多くのファン・サポーターからは大きな声援と拍手が送られた。

(取材・文 折戸岳彦)

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