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スペイン紙W杯総括、良い&悪い点のどちらにも日本の名…「模範的な日本」「汚い日本」

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ポーランド戦に敗れた日本代表

 15日に閉幕を迎えたロシアW杯だが、日本代表は良くも悪くも印象に残ったようだ。

 スペインのスポーツ紙『マルカ』は16日付の紙面で、2ページを割いてロシアW杯の良かった点と悪かった点を取り上げた。そのどちらにも、日本の名は記されている。

 『マルカ』が今大会の良かった点として取り上げたのは、FWアントワーヌ・グリーズマン、FWキリアン・ムバッペのスター選手らとともに史上2度目の優勝を果たしたフランス、準優勝を果たしたクロアチア、3位と躍進を遂げたベルギー、判定をより確実なものとしたVAR、過激サポーターのウルトラスの不在、そして日本の「模範的」な去り方だった。

 決勝トーナメント1回戦ベルギー戦で、終了間際に逆転負けを喫した日本は、ロッカールームを綺麗に清掃したことで大きな話題となった。『マルカ』はこのことについて「日本はベルギーを震え上がらせ……敗退し、ロッカールームを清掃した。違う世界の出来事だ」と記している。

 一方、悪かった点で取り上げられたのは、スペイン&アルゼンチンの決勝トーナメント1回戦での敗退、ドイツのグループリーグ敗退、アフリカ勢のグループリーグ敗退、FWリオネル・メッシやFWクリスティアーノ・ロナウドらスター選手の不発、そして日本の「“クリーン”で汚い」プレーだった。

「“クリーン”で汚い」プレーと形容されたのはやはり、グループリーグ最終節ポーランド戦(0-1)の終盤に見せた消極性だ。同紙は、アジア勢がアフリカ勢のようにグループリーグで全滅とならなかったのは、日本が「恥ずべきイメージ」を与えた采配のためだったとしている。

「もし日本が恥ずべきイメージを与えなかったら。アジア勢も(アフリカ勢と)同じ道を行っていたあろう。日本はポーランド戦で、0-1で負けていたにもかかわらず、ベスト16に入るために守備陣でボールを回して、最後の10分間を消費した……。セネガルよりカードを受けていなかったためだ。失望させる出来事だ」

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