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「チャレンジに少し囚われすぎた」アーセナル退任のベンゲルが後悔していること

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アーセン・ベンゲル氏がアーセナルでの長期政権を後悔?

 アーセン・ベンゲル氏(68)はアーセナルを22年間率いたことを後悔しているようだ。『ESPN』が報じている。

 1996年10月にアーセナルの指揮官に就任したベンゲル氏は、3度のプレミアリーグ優勝など数多くのタイトルをもたらした。しかし、近年はUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を逃すなど低迷。2017-18シーズン限りで22年間のアーセナルでのキャリアに終止符を打った。

 フランスのラジオステーション『RTL』でベンゲル氏は「キャリアの中で最大の失敗は?」という質問に「おそらく22年間も同じクラブにいたことだろう」と、アーセナルでの長期政権を後悔していると語った。「私は新しいものや変化を求めるタイプの人間なんだ。だが同時に困難な状況を好んでもいる。そうした状況に対するチャレンジに少し囚われすぎていたかもしれない」と振り返った。

「これまで自分がやってきたことすべてに言えるが、私はのめりこみすぎた。そのことを後悔している。自分の周りにいるたくさんの人間を傷つけてしまった。家族に対してもそうだったし、親しい人間に対してもそうだった。多くのものを失うことになるが、同時にそのように生まれついたのだから仕方ない側面もあるのだよ」

 また、今後について問われると「まだ決めていない。私も自分自身に同じ質問をしているところだ。これまでやってきたようにやるべきか、もしくはこれまでの経験を別のかたちで伝えていくべきなのか。それが問題だ。その質問に答えるにはあと2、3か月かかるだろう」と明言は避けた。

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