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W杯が終わればJリーグだ!W杯戦士槙野「Jリーグにも素晴らしい選手がいる」

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槙野はスタンドにいる原口元気へ向けたゴールパフォ―マスを披露した

[7.18 J1第16節 浦和3-1名古屋 埼玉ス]

 日本中が熱狂したW杯終幕から3日後に行われたJ1再開初戦で、浦和レッズのW杯戦士が大活躍だ。

 まずは前半40分、左サイドからのCKに走り込んだのはDF遠藤航。「ニアに行こうかと思ったけど、来るかなというところで」。中央に走り込むと、豪快に頭で合わせて先制点を決める。

 同点で迎えた後半25分には再びCKから今度はDF槙野智章。MF柏木陽介のキックをファーサイドで合わせると、同33分には再び遠藤が今度はCKをニアで合わせて、勝利を決定づけた。遠藤はJ1では自身初の1試合2ゴールとなった。

 W杯で苦しんだ2人だった。特に槙野はレギュラーが濃厚と思われたが、直前でDF昌子源にポジションを奪われ、出場はグループリーグ第3節のポーランド戦の1試合のみ。そして遠藤もベンチを温め続けた。

 ただ槙野はW杯の経験を浦和に落とし込まないといけないと感じたという。それはピッチに立っている選手たちだけが戦っているのではないということ。「悔しい思いを感じた2人」だからこそ、伝えなければいけない責任感があると力強く話した。

 いきなり2人が結果を出した最高のスタートについて槙野は、「出来過ぎ」と笑う。しかし「内容が悪くても勝ち癖をつけることが大事になる」と14位と苦しんだ中断前との違いを見せないといけないと、気を引き締める。

「W杯のおかげでサッカー人気を感じている。Jリーグにも素晴らしい選手がいるということを発信して行きたい」

 W杯の勢いをJリーグに持ち込むという使命。MFアンドレス・イニエスタやFWフェルナンド・トーレスの加入するJリーグの本番は、これからだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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