beacon

“イニエスタタッチ”に大歓声、スルーパスやボレーで魅せるも…J初陣、神戸は湘南に完敗

このエントリーをはてなブックマークに追加

イニエスタのJリーグデビュー戦だったが、神戸は完敗を喫した

[7.22 J1第17節 神戸0-3湘南 ノエスタ]

 ヴィッセル神戸はホームで湘南ベルマーレに0-3で敗れた。イニエスタのJリーグデビュー戦で注目の集まった試合だったが、神戸は初陣を白星で飾ることが出来なかった。

 イニエスタ祭り。スタメンデビューはならなかったが、世界的スターのJリーグデビューを観ようと、ノエビアスタジアム神戸には2万6146人のサポーターが詰めかけた。これはノエスタでのリーグ戦史上3番目の数字。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は前半の早い時間帯で動いた。前半10分、湘南はMF秋野央樹がショートコーナーを蹴ると、MF齊藤未月からのリターンを受ける。ダイレクトでクロスを上げると、DF坂圭祐が頭で合わせて先制。大卒ルーキー坂は、リーグ8試合目の出場で嬉しい初ゴールとなった。

 湘南が1点リードで折り返した後半、2分に神戸が右クロスを合わせたFWウェリントンのボレーで湘南ゴールに迫るが、惜しくもクロスバーを直撃。するとその直後の同3分、湘南が中盤でボールをカット。齊藤が新加入で即先発していたFW山崎凌吾に預けると、スペースに走り込んでリターンを受ける。エリア内に入った齊藤は冷静にGKを外すシュートを流し込み、リードを広げるゴールを奪った。19歳MF齊藤も嬉しいJ1初ゴール。

 2点ビハインドの神戸はたまらず後半9分にDF高橋峻希に代えてMF三原雅俊を投入。そして同14分、FW渡邉千真に代えてついにイニエスタを投入。投入時の歓声も凄かったが、イニエスタがボールに触れるたび、柔らかいタッチを見せるたびに、オー!という地鳴りのような歓声が上がった。

 しかし次の得点を奪ったのも湘南だった。後半22分、カウンターから直前に投入されていたFW鈴木国友がエリア内に入ると、横パスを選択。フリーで走り込んでいたFW菊地俊介が難なく押し込み、リードが3点に広がった。

 試合はこのまま3-0で湘南が勝利した。後半35分、同44分とイニエスタがスルーパスでチャンスメイクする場面があったが、得点にはならず。同45分にはCKを左足で直接合わせてシュートを打ったが、これも枠を捉えなかった。湘南は2戦ぶりの勝利で勝ち点は22に伸びた。神戸の連勝は3で止まった。

(取材・文 児玉幸洋)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ

TOP