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イニエスタ一色の中で…若手躍動の湘南が快勝「想像したことないほどいいゲーム」

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湘南が若手の躍動で快勝した

[7.22 J1第17節 神戸0-3湘南 ノエスタ]

 湘南ベルマーレが敵地でヴィッセル神戸に3-0で快勝し、2戦ぶりの勝利で順位を11位に上げた。しかし話題は世界的スターであるMFアンドレス・イニエスタのJリーグデビュー一色。チョウ・キジェ監督も試合後の会見の冒頭、「今日は僕の話を聞きに来たわけではないと思うので、早めに終わります」と自虐的に話すしかなかった。

 若手の躍動が勝利に繋がった。まずは後半10分、ショートコーナーからMF秋野央樹が上げたクロスをDF坂圭祐が頭で合わせて先制点を決めた。順天堂大から加入したルーキーの嬉しいプロ初ゴールだった。

「フリーで走り込めた。相手がいないところに上げてくれた。でも初ゴールより、ゼロで抑えられたことの方が嬉しいです」

 後半3分には19歳の若武者、下部組織出身の期待の星であるMF齊藤未月がJ1初ゴールを決めた。中盤でボールを奪って素早くFW山崎凌吾に当てると、山崎を追い越す動きでスルーパスを受ける。そしてGKとの1対1を制して、ゴールに流し込んだ。

「追い越すプレーは練習をしていた。ボランチだけど飛び出して得点するというのが僕の特長。J1のレベルで結果を出すことが大事になってくるので、練習からしっかりとやっていきたい」

 この若手の活躍をチョウ監督も手放しで称えた。「想像したことがないほどのいいゲームだった」と振り返ると、「選手を勘違いさせたくないが、頼もしく感じた。得点シーンも意図を感じた」とご満悦だった。

(取材・文 児玉幸洋)
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