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“1トップ”神谷の1点守り抜いた!愛媛が大分下して4連勝、守護神はPKストップも「たまたまです」

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ファインセーブを連発した岡本昌弘

[7.25 J2第25節 大分0-1愛媛 大銀ド]

 J2リーグは25日、第25節を行った。大分銀行ドームでは大分トリニータ愛媛FCが対戦し、1-0で愛媛が逃げ切った。これで愛媛は4連勝とした。

 前半9分、大分に絶好のチャンスが訪れる。右CKからニアに走り込んだDF鈴木義宜が後方からDF林堂眞に倒され、PKを獲得する。キッカーは今季8得点を挙げているFW後藤優介。右足でゴール左下に蹴り込んだが、GK岡本昌弘に完全に読まれ、大分は先制のチャンスを逃した。

 すると、守護神のファインセーブに応えるように愛媛がスコアを動かす。前半36分、敵陣中央あたりでパスを受けたFW近藤貴司がドリブルで仕掛け、PA右深くからマイナスに折り返す。これを1トップ起用のFW神谷優太が左足で流し込み、1-0。ボランチが本職の神谷が今季3点目を挙げた。

 1点ビハインドで前半を終えた大分は、ハーフタイムでMF丸谷拓也に代えてFW三平和司を投入。システムを2トップに変更し、立ち上がりから押し込む時間が続くが、なかなかチャンスを作れないでいると、後半15分に片野坂知宏監督はFW藤本憲明を下げ、FW伊佐耕平を送り込んだ。愛媛も同じ時間にMF野澤英之に代え、今夏加入のMF禹相皓を入れた。

 ボールの主導権を握る大分は後半18分、後藤のシュートの跳ね返りから右サイドでボールを回収したMF松本怜が左横にパスを送り、DF岩田智輝がダイレクトで右足ミドルシュート。意表を突いたシュートだったが、惜しくもクロスバーに嫌われる。20分には、右CKの流れから岩田が上げたクロスを三平が頭で合わせるが、クロスバー上を越えていった。

 もどかしい時間が続く大分。後半36分、PA右深くまで進入した松本がマイナスへ折り返すと、FW馬場賢治がスルー。MF前田凌佑が右足で狙うが、DF玉林睦実のブロックに阻まれる。さらに39分には、MF清本拓己がPA内から決定的なシュートを放つが、GK岡本がファインセーブ。最後まで愛媛の守りを崩すことはできなかった。

 3試合連続で完封勝利となった愛媛。PKを止めるなど、再三ファインセーブをみせたGK岡本は、試合後のインタビューで「素直にアウェーで調子のいい大分に勝て嬉しいです。愛媛の力を愛媛のみなさんに見せていきたい」と語ると、PKストップのシーンは「たまたまです。駆け引きしながら…、たまたまです」と謙遜した。

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