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味スタは壮絶な打ち合いに…アランが劇的な勝ち越し弾!東京Vが新潟との乱打戦制す

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決勝点を挙げたFWアラン・ピニェイロ

[7.25 J2第25節 東京V 4-3 新潟 味スタ]

 J2リーグは25日、第25節を行った。味の素スタジアムでは東京ヴェルディアルビレックス新潟が対戦し、4-3で東京Vが勝利。3試合無敗(2勝1分)とした。一方の新潟は今季2度目の連勝とはならなかった。

 試合は開始早々に動いた。東京Vは前半4分、左サイドのショートコーナーからリターンを受けたFW佐藤優平が右足でクロスを上げると、ゴール方向に飛んだボールがDF原輝綺に当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴール。東京Vが幸先よく先制に成功した。

 不運な失点となった新潟だが、前半35分に左サイドからのロングスローのこぼれ球に反応したFW田中達也が右足を振り抜く。これは左ポストを叩いたが、その直後にPA右でDF安田理大がドリブルで仕掛け、相手の2人の間を抜けようとするが、倒されてPKを獲得。これを安田自らゴール左へ沈め、1-1と試合を振り出しに戻した。

 新潟は、安田の2試合連続ゴールで追いつくと、勢いそのままに前半のうちに逆転する。前半42分、右サイドのFKからキッカーのMF高木善朗がゴール前に蹴り込み、PA左からDF広瀬健太が中央へ折り返す。GK上福元直人が弾いたボールをゴール前に走り込んだ田中が左足で押し込み、2-1。田中は今季初ゴール、さらにJ2初ゴールとなった。

 東京Vは、ハーフタイムでFW泉澤仁に代えてFW藤本寛也を投入。まずは同点を目指した。すると、後半13分にPKを獲得。これをキッカーのFWドウグラス・ヴィエイラがゴール右に沈め、2-2と同点に追いついた。

 しかし、後半22分に新潟が再び勝ち越しに成功する。右CKから高木がアウトスイングのクロスを送ると、頭にテーピングを巻いたDF広瀬健太が右足で合わせ、3-2。さらに引き離したい新潟は、23分にFW渡邉新太、30分には今夏インゴルシュタット(ドイツ)から加入したMF渡邊凌磨を投入した。

 対する東京Vは後半30分、MF渡辺皓太を下げてFWレアンドロを入れる。すると、攻撃にリズムが生まれ、31分に三度試合を振り出しに戻す。FWアラン・ピニェイロのパスをPA内で受けたレアンドロのシュートは相手のブロックに阻まれたが、こぼれ球をドウグラスが左足で決め、3-3とした。

 試合はそのまま終了するかと思われたが、最後にドラマが待っていた。東京Vは後半アディショナルタイム2分、自陣からカウンター発動。レアンドロのスルーパスに反応したアランがPA手前でボールをキープし、味方の攻め上がりをおとりに自ら右足を振り抜く。これがゴール右に吸い込まれ、4-3。先制も追う展開が続いていた東京Vが土壇場で勝ち点3を手にした。

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